花言葉 ホワイトレースフラワー

 もう何年も花束をもらったことがないです。幼い頃、ピアノを習っていたので発表会で花束を貰ったことくらいはあったんですけどね。

 なんと言いますか、愛の告白的な花束とは無縁の人生を歩んできましたね。


 旦那は驚くほどの現実主義者と申しますか、花束をもらっても、花瓶とか水やりとか困るだろうとか言い出しちゃう人なんですよ。

 なんなら、洋服とかアクセサリーだって、好みじゃないものを貰ったら困るだろうと言い出しちゃうタイプなんですけどね。

 まぁ、見事にロマンスとは縁遠い人なので、結婚当初から、花を貰うなんていうのは欠片も期待をして来なかったわけです。なんなら、結婚式もしていないので、ブーケすら持ったことがないんですけどね。


 それでも花束って、やっぱり憧れるんですよ。


 華やかなバラや八重咲きの桔梗、シックなカラーやユリ、どの花で作られてもおしゃれで、いつまでも飾っておきたい豪華なものが出来上がりそうですよね。

 花束のメインとなる花を引き立てるのは、やはり、カスミソウですかね。意外と、カスミソウだけの花束っていうのもインパクトがあって、私は好きなんですけどね。


 10月4日の誕生花『ホワイトレースフラワー』も、華やかな花を引き立ててくれそうな、白い小花です。ふわふわとした雲のようなカスミソウとはまた違い、丸く固まって咲く姿が、レース編みの上品な柄ようにも見えます。そこから、花の名前がついたのでしょうね。


 このホワイトレースフラワー、セリの仲間になります。人参の花にもよく似ています。

 セリの仲間だから食べられるのかしら?と、安直に思ったのですが、どこを調べてもそう言った記事を見つけられませんでした。和名をドクゼリモドキと言うようですが、有毒ではなさそうです。ちなみに、ホワイトレースフラワーによく似たドクゼリは猛毒です。

 セリ科は似た花も多く、食べられるものも多いので、ややこしいですね。


 そんな『ホワイトレースフラワー』の花言葉は『可憐な心』『細やかな愛情』『感謝』です。

 レース編み、繊細な柄を作り上げるのにとても時間がかかりますし、そうして出来上がったレースのような花姿から、花言葉が生まれたのかもしれませんね。

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