花言葉 マーガレット

 秋の花と言ったら何を思い浮かべるでしょうか。コスモス、彼岸花、菊……このあたりが、ぱっと思い浮かぶような気がしますね。


 実家から少し車を走らせたところに大きな公園がありました。秋になると一面コスモス畑になるんですよ。もう何十年と行っていないんですけどね。色とりどりの花が咲き乱れて、遠くから見るのも側を自転車で走るのも気持ち良かった記憶があります。


 コスモスに少し花姿が似ている『マーガレット』が、9月3日の誕生花です。どちらもキク科ですが、コスモスはコスモス属、マーガレットはモクシュンギク属となります。

 花弁も少し形が違いますし、葉に至っては全く違いますよね。お花が好きな人なら、間違えることはまずないでしょう。


 子どもの頃、庭のマーガレットの花を摘んで占いをしたことがありました。好き、嫌い、好き、嫌い……花弁の数はおおよそ20枚程度で誤差があるそうですよ。それで、花弁の数を数える占いが生まれたんでしょうね。

 懐かしく思いながら、はたと気づきました。あれは、本当にマーガレットだったのだろうかと。


 記憶の花姿は、マーガレットです。

 白い花弁に黄色い花芯。まさに花占いのイメージ通りです。でも、葉が春菊のようではなかったように思うんですよね。

 マーガレットの和名を木春菊モクシュンギクと言うだけあって、葉は春菊のようなんですよ。

 でも、私の幼い頃の記憶では、楕円形で縁がギザギザした感じなんですよね。大好きだったマーガレットですから、お絵描きでもよく描いていました。


 なんだったのかしらと思って調べたら、フランスギクと呼ばれる花だと分かりました。コスモス以上に、マーガレットにそっくりです!

 違いと言えば、それこそ葉の形くらいじゃないでしょうか。ぜひ、画像を検索して見比べてほしいですね。マーガレットだと思っていたものが、実はフランスギクだった!となるかもしれませんよ。


 そんな『マーガレット』の花言葉は『恋占い』『真実の愛』『信頼』です。

 花占いに使われるだけのことはある言葉ですね。

 花が咲く時期は晩秋から春にかけてです。

 ちょっと人肌が恋しくなる時期に咲き始めることもあり、派手すぎず愛らしい花姿は恋する乙女心に寄り添うのに、ちょうど良いのかもしれませんね。

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