第44話 班長は、まさかまさかの葵さん⁉︎

「よし。班は決まったようだから、次は係を決めてもらう。係は4つあって、1つ目は、班長。これは説明する必要は、ないと思うが、一応簡単に、説明しておく。班をまとめたり、班員が、全員いるか、

チェックしたりする係だ。」 


まあ、これは指示を出すのが上手い、神保さんに任せるべきだろうな。


「次に食事係。今回の校外学習では、班ごとに、

自分たちで料理を作ることになっている。

その準備をするために、食事の材料を買いにいったり、中心となって食事を作るのがこの係の役割だ。」


この係は、食事を作るのが苦手な、葵や大輝を抜くから、俺と神保さんのどちらかが、やらなければいけないだろうな。


「そして次が、清掃係。食器類の片付けや、食事を食べたところのゴミ拾いなど、清掃活動を、やってもらう。」


うん。この係は大輝に任せるべきだろう。大輝、

掃除が得意だし。……それに、部屋の中が、

ジャングルと化している俺や葵に、任せられても困るし。

……あれ?ていうか今のところ、葵が出来そうな係、班長くらいしかないけど大丈夫?このままだと、班長とか、上に立つようなタイプの人じゃないけど、葵に班長をやらせるしかなくなっちゃうよ⁉︎


「最後は、何でも係だ。食事や清掃の手伝い。

当日の自由行動の時間の、予定を立てるなど、

色々なことをやってもらう予定だ。」


……おめでとうございます‼︎葵さん。

あなたは見事、班長に当選致しました‼︎

……ていうかその、何でも係って、班長がやれば

良くない⁉︎

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る