第23話…「目の前に面白そうな事があると、どうしても目的を忘れてしまう。それはもはや人間のサガ」


――――「ラピスの精霊湖(昼過ぎ・曇り)」――――


「食後の運動とか、疲れるだけと思ってたけど、案外やってみると気分がイイね」


 アレッドは、手に持った木槍を振り回し、自身の目の前で膝を付く竜族…クンツァに視線を向ける。

 ニッとやりきったような顔を見せるアレッドに対し、彼は整い始めた呼吸の中、苦笑をした。


「ええ…。我も、あなた様と戦う事で、新しい世界が知れて、胸が躍ります」


 国では、それなりに強さを誇っていた彼も、圧倒され続ける戦いに、その領域にたどり着ければ…と、老齢ながら子供のように心が躍っていた。


 事の始まりは、スキルの修練をする取っ掛かりとして行った、アレッドとの模擬戦。


 アレッド自身は、あの戦いの中で、自身の体に流れる魔力というモノを認識した。

 それをどう使い、どうする事でスキルを使用していけるのか、それはまだ理解しきれていない点ではあるが…。

 とりあえず、既に取っ掛かりと呼べるモノは見えている。

 後は、その魔力というモノを、より理解し、扱えるようになる事で、Aスキルの習得に繋がっていくはずだ。


 魔力を扱えるようにする…、そのやり方は、人それぞれだ。


 修行僧のように、座禅を組んで、瞑想の中で、己の中にある魔力を捉え、自分で体内を循環させ、身体能力を向上させる特訓をし、魔力の扱いを十二分に理解できてから、スキルの習得に走る方法。


 それともう1つ、何事も経験として、今アレッドやクンツァがやっていたような、実戦訓練の中で、体を動かす事で流れる魔力を感じ取り、そのまま戦いで必要な部分にあてがっていく方法。


 前者は、危険が少なく、何より、じっくりと魔力の扱いを覚えていくので、変な癖が付きにくい。

 純粋に魔力を扱えるようになるので、得られるスキルも、戦闘向けから、生活向けまで、多岐に幅広く、応用も利かせやすい。


 後者は、とにかく早期実戦投入を考えた魔力の修練方法だ。

 スキルの習得は後回しにし、まずは魔力の扱いを体に叩きこませ、戦闘能力を向上させるモノである。

 しかし、魔力の扱い…というよりも、魔力をどう使えば体に影響を及ぼすのか…を、体に覚え込ませる形になるので、身体能力の強化など、戦闘向けの戦闘スキルを早期に覚えやすくさせる事ができる反面、生活面のスキルなどの習得が後回しになってしまう。

 しかも、人によっては、直接魔力を体の部位に当てて、能力を強化するなど、魔力を循環させる基礎を飛ばす癖が付くので、応用も利かせづらい。


 逆に、前者は応用こそ利くものの、思考してから魔力を使うので、行動へ移すまでに後れを伴う事が多い。

 後の事を考えれば前者で、目の前の事だけを考えると後者、指導者がいない場合は、大半が後者の方法を取る事が多く、戦闘以外のスキル運用が不得手である。


 そんな事を、クンツァたちに教えられたアレッド。

 その上で選んだ特訓が、後者の実戦的な方面の方法だった。


 アレッドにとって、スキルの習得は、別に戦う為だけに欲しい…と言うモノではない。

 生活面で役立つ物に火を付ける着火のスキルだったり、ファンラヴァとは違って、Aスキルとしてこの世界では運用されている【光球】だったり、戦闘以外でも、興味がそそられるスキルは多くある。


 火を扱う魔法系のジョブは存在する…、それこそ、アパタが国で貰ったらしい称号「バスターマジシャン」、それはファンラヴァではジョブの1種であり、魔法攻撃火力特化のジョブだ。

 なのだが…、火力が高すぎる。

 火系統の戦闘スキルを使おうものなら、薪に火を付ける所か、その辺り一帯が灰塵と化す事だろう。

 到底生活で使えるようなモノではない。

 だから、生活で有用なスキルを、彼女は覚えたいのだ。


 火を付けるだけなら、アイテムボックスにしまってある[松明]を使う手もあるが、その数は有限、もったいない…というのが、アレッドの見解である。

 その時、彼女は火を付けるマッチは偉大だった…と、密かに思い、もしスキルが取得できなかったら、マッチ売りの少女でも、出張販売に来てくれないかな…と願いもした…、到底叶うはずもない願いだ。


 ならばなぜ後者を選択したのか…だ。


 アレッドが後者を選択した理由は、彼女自身が形はどうあれ、さっさと魔力という存在に慣れたいから…ソレに尽きた。

 この世界で赤子の時から生まれ育った者達は、そもそも魔力というモノが身近にあり、魔力を感じ取るだけなら、それこそ幼子でもできる。

 しかし、アレッドにはソレができない。

 なんせ、この世界に生まれたばかり、見た目は大人の女性だが、蓋を開ければ生後3カ月の赤子も同然だ。

 その出遅れている魔力の扱いの経験に、まずは魔力と言うものを知るために、実戦でより自分の身で魔力を感じる特訓をする事になった。

 その結果がコレである。


 道具を使うにしろ、その道具が何処にあるのか知らなければいけない。

 それを知るための、実戦訓練だ。


 アレッドは、ジョブさえ機能していれば、戦いの中で、無意識に魔力を使って体を強化する事は出来ている。

 それはアレッドという、ゲームであるファンラヴァ内での戦闘経験が、実際の経験と置き換えられているからだ。


 この体は魔力の扱いを知っている。

 どう戦えば効率的か、どう魔力を扱えば強くなれるか…、アレッド自身は知らずとも、その知識は、しっかりと体に刻まれている。


 後は、その扱いを、アレッド自身が、理解できれば…だ。

 まぁ、魔力を扱えるのも、あくまで戦闘ジョブだけであり、製作ジョブはその限りではないため、魔力をハッキリと感じ取れるようになった後に、別途練習が必要である。


 実戦をしてみて、体の中を魔力が流れる感触こそ伝わっているが、ソレを意識的に操る…という感覚を掴むまでに至っていない。

 健康の為に、体を動かすのに実戦訓練がうってつけだった…というのが、傍から見た現状だ。


「無念…、我の腕がもう少し良ければ、あっちゃん様も、手応えを感じられるであろうに…」


 クンツァは苦虫を噛み潰しように顔を歪ませている…が、果たしてそれは、字面通りの意味を持っているのかどうかは疑問だ…。

 戦士である以上、面目ない…と言葉通りの意味なのか、それとも、何度も敗北し悔しさの意味で言っているのか…、アレッド的には、両方か…それか後者だろう…と思っている。


「まぁ、ウチの事はいいから、あまり無茶をしなければいいよ?」


 アレッドは苦笑する。

 アレッドにとっては、あくまでスキル等を覚えていくための取っ掛かりに過ぎないモノでも、訓練である以上、ソレは護身のための力付けの意味を必然的に持つ。


 この精霊湖は安全だが、それでも絶対という訳ではないだろう。

 戦う場面が絶対にない…とも言い切れない。

 力を付けておくに越した事はないはずだ。

 死なないため、怪我をしないために訓練をするのであって、その訓練で怪我をしていては本末転倒でしかない。

 だからこそアレッドは、無茶だけはしてほしくないと思っている。


 だからとて、このままでは非常に効率が悪い。

 数を熟せば、経験も必然的に多く積めていける。

 しかし、今のやり方では、アレッド側の力が高すぎて、この世界でそこそこに強いらしいクンツァが追い付けず、すぐにへばってしまう。

 へばればその分、訓練は止まる訳で…、かといってアレッドが手加減をすれば、その分、魔力による体の強化を抑え込む形になるので、意味が無い。


「どうにかしないとな」


 アレッドとの訓練は、クンツァに、力を付ける良い機会にもなっている。

 手加減は、両者の為にも良くない事だ。


 アレッドは首を捻る。

 必要なのは、純粋なアレッドの弱体化だ。

 手加減ではなく弱体化…、同じなようで違う…。

 全力を出した時の最大値を減らす事ができれば…。


 アレッドは、クンツァが再び動けるようになるまでの間に、自身のステータス画面を開いた。


 アレッドの今のステータスは、ドラゴンモドキを倒した事もあって、大体レベル50。

 ファンラヴァが発売された初期で言うなら、その時点での最大レベルが50であり、そのバージョンのメインストーリーにおいて、最終的に一度目の世界を守る戦いを勝利で納め、プレイヤーは「救世の英雄」として、最初の一歩を踏み出すのだ。

 つまりは、今のアレッドのステータスは、そんな救世の英雄相当と言えるだろう。


 アレッドからしてみれば、だから何だと言えなくもないが、一般人からしてみれば、天井の存在、戦力として引っ張りだこになる事間違いなしな強者だ。

 そもそもこの世界で強い分類であるクンツァが、ぼろ負けするのなら、他の一般兵は、アレッドに対して、手も足も出まい。

 それこそ、一騎当千無双系ゲームの、倒されるためだけに出てくる雑兵のように、宙を舞う事だろう。


 人のいる場所に行く事を予定している身としては、強い力は相手にどう見られるか、アレッドは不安をわずかばかり抱く。


 小さなため息が洩れつつ、アレッドは、自分の装備を変えていった。


 ファンラヴァでは、装備を手に入れれば身に着けられる…という訳ではない。

 装備には、それぞれ、装備レベルが設定され、キャラクターのレベルが、その装備レベルに届いていなければ、装備不可となる。

 装備レベルが高ければ高い程、装備の性能が上がり、性能最底辺の見た目だけを目的とした「オシャレ装備」は装備レベル1で、誰でも装備できるが防具としての体を成さない。


 ゲーム知識で言えば、そんな感じなのだが、この世界では、装備レベルというモノは存在せず、レベル10に満たない子供でも、レベル100の装備を身に着ける事も可能だ。

 現に、今クンツァが持っている木剣槍、[精霊の枝]から作られで、性能は木でできたモノと考えれば、破格であり、国宝級だのと誰かが話しているのを、アレッドは聞きもしている。

 この世界では装備レベルが表示されないために、確認の使用も無いが、ファンラヴァ基準で行けば、少なくともクンツァのレベルで装備できるようなモノではないだろう。

 それらを踏まえれば、今後、装備は一級品でも、技術が装備と釣り合っていない、なんちゃって勇者…なんてのも出てきかねない。


「いっその事、クンツァの能力の底上げをするのもアリかもね」

「底上げ…ですか?」

「そう。強い装備を使ってもらって、ウチのレベルに近づける…みたいな?」


 クンツァは戦闘において、経験豊富であり、マスタージョブこそ得ていないが、その技術は相当高いだろう。

 それなら、装備如何では、相当強くなれるはずだ。


「それで強くなってもらって、逆にウチが弱い装備を付ければお、互いの能力さが縮まるし、全力でさっきまでより長く戦えるでしょ?」


 我ながらイイ考えだと、アレッドは胸を張った。


「しかし、我ごときがあっちゃん様の装備を身に着けるなど、おこがまし過ぎるのではないでしょうか? 何よりサイズが合わないのでは?」

「・・・確かに…」


 ファンラヴァでは、1つの装備で、体の大きさの違う種族間で使い回せる。

 装備のトレードなど、ゲーム内と同じように考えていたが、常識が欠如していたのはアレッドの方だ。

 子供にピッタリの服を、大人が着れるはずがない。

 それに、強い弱いと言ったが、ファンラヴァと違って、装備ごとに、ステータスの今日か項目が記されていない。

 ソレを考えると、装備を変えた所で強くなったり弱くなったりは…。

 防御力は確実に上がるだろうが…。


「いや…しかし、ソレが魔法の付与された装備であるなら…、使用者の体に合わせて、装備自体が大きさを変えてくれる…と聞きますが…。いやダメです。それでもあっちゃん様の持ち物を使わせてもらうのは…」

「・・・ウチの持ち物どうこうを持ち出したら、キリがないよ。そもそも皆ここには無一文で来てるんだから。ウチの持ち物がダメなら、プレゼントって事で、押し付けるだけだよ」

「んぐ…それは…」


 クンツァは黙ってしまう。

 そもそも、魔法付与で装備が体に合わせてサイズを変える…など、話に興味が無ければ出てくるモノでもない。


「という訳で、モノは試しって事で」


 アレッドは適当に、クンツァにあった装備を取り出して、投げ渡した。


 強い装備を渡せば…というが、アレッドの手持ちには、ジョブごとのメイン装備は残してあっても、それ以外の装備はNPCであるサポファに預けてあったがために、彼女の手元には無い。

 あるのは、ファンラヴァで、デイリー消化で行ったダンジョンで、偶然手に入った性能がぼちぼちな品ぐらいだ。

 レベル上げの通過点で装備する人はいるが、結局同じ装備レベルでも、製作したGC装備の方が性能は良いし、使う人は、GC装備を買う金を渋った結果か、オシャレ装備として手元に置いているぐらいだろう。

 アレッドの場合は、世界が終わるのに整理整頓なんてやってられるか…と、放置した結果、残り続けていただけだ。


 クンツァが受け取ったのは、単なるフルプレートメイルだ。

 ダンジョン産装備で、同程度の装備レベルの装備と比べて、性能はそこそこ高いが、GC装備と比べれば見劣りする物。

 正直手元に置いておいても使う事はないし、捨てられるのを待つだけの悲しい存在だ。

 装備レベルは50、ゲームのストーリー基準で言えば、英雄レベルの人間が持つモノで、アレッドがメインで装備しているジョブ専用装備と比べれば、装備レベルは半減していて弱すぎる装備である。

 しかし、クンツァはそんな事を想う訳も無く、手にした装備を持って、ふるふる…と震えていた。


「サイズが変わる魔法付与がどんなのかわからないけど…、それにはその付与…ついてる?」

「へッ!? あ、は、はい、ただいま確認します」


 クンツァらしからぬ、間の抜けた声が聞こえてきて、アレッドは思わず苦笑する。

 彼には渋い強者爺ちゃん感を、好み的には出していて欲しいアレッドだ。


「確か、聞く話によれば、一定以上の「魔力伝導率」を有するモノがソレに該当すると、聞き及んでいますが…。ええ、ええ。これもその条件は満たして…。おお~」


 いつになく、彼のテンションが高い。

 新しいおもちゃを前にした子供のように、その目を輝かせている。


 そして、クンツァは一呼吸おいて、手にした装備へ、自身の魔力を注ぎ込む。

 すると、淡い光が装備を包み、まるでカメラのフラッシュを焚いたかのように、一瞬だけパッと眩い光を放ったかと思えば、目の前の装備が、今までアレッドサイズだったのが、クンツァサイズに大きさを変えていた。


「「おお~」」


 その様子に、二人して感嘆の声を上げる。


「おお~…おお~…おおお~~~ッ!?」


 彼がその装備を着てみれば、大き過ぎず、小さ過ぎず、クンツァの体に完全フィットした完璧装備へと変わっていた。


 クンツァは自身の着込んだ装備を、その手でペタペタと触りながら、歓喜の声を上げ続ける。


「素晴らしい…。以前使っていた装備も、魔力伝導率のあるモノでしたが、まさに雲泥の差…。これこそ魔力伝導率の真骨頂と言う事なのでしょうな。身体が軽く、力がみなぎる」

「魔力伝導率って、そんな効果もあるの?」

「ええ。武器などは純粋にその性能を上げるだけですが、防具…つまりは体に纏うモノに至っては、その限りではありませぬ」

「というと?」

「我々は、体を強化する時、体を魔力で満たす事で、その身体能力を強化する事ができます。そのやり方は、自身の魔力を使うという事で、言うなれば内側から身体を強化しているのですが、魔力伝導率が高い装備は、その逆…、外側から身体を強化する事に繋がるのです」


 伝導率が高ければ高いだけ、装備が魔力で満たされ、その魔力が体へと影響し、より多くの魔力で満ちた体は、今まで行っていた強化へ、その追加された魔力分効果が上乗せされる。

 何より、魔力が満ちれば満ちるだけ、装備も魔力によって強化され、装備自体の性能が上がるのだ。

 武器だったなら、強度が増すだけでなく、切れ味が上がったり、何かしらの効果を持ったモノであったなら、その効果も上がる。

 防具も、強度が上がり防御力が上がる…などなど。


 逆に伝導率が低ければ、装備に満ちる魔力が少なく、体へ与える影響も、必然的に下がる。

 物によっては、魔力を満たせる量も部位によってバラバラになり、右手は効果が出るのに、左手は効果が薄い…といった事になりかねない。


「という訳でありまして、魔力伝導率の高いモノを身に着けるというのは、それだけ体への影響も出るのです。身体の強化以外にも、治癒スキルの影響力が大きくなったりなどもあるとか」

「へ~」


 ファンラヴァであった装備のステータス強化、攻撃力やクリティカル力、HPの増加等、あったはずの表記が無くなっているのは、その魔力伝導率を使う事で、全体的に能力を向上させるので、ひとまとめにされ、体に影響を与える「魔力伝導率」として表記される結果だったようだ。


 というのならなおの事、今装備しているジョブ専用装備は、魔力伝導率も一級品であるが故、使用者への影響も凄まじい事になっていよう。

 という事で、アレッドは装備欄を弄り、ガチ装備からそうでないモノへと入れ替える。

 ステータスアップ表記が無くなっていたので、このままでいいだろう…と考えていた彼女だったが、そんな事はなく、ガチ装備で訓練に付き合ってもらっていた…という状態らしい。

 アレッドは、申し訳なくて、思わず頭を下げた。


 気を取り直して、アレッドは装備を訓練用に一新し、いつでもその装備になれるようにプリセット登録も済ませる。

 装備を、装備レベルが1の見た目重視のオシャレ装備に変更し、アイテムミラージュで調整、この際、見た目も訓練用に変えようと思い立ち、今のアレッドは、新米兵士のような軽装備となった。

 胸当ては鉄製のようなモノだが、それ以外はレザー系の装備だ。

 実際の装備の能力は見た目以下の性能、言うなればただの服を着こんでいるようなモノで、オシャレ装備には、魔力伝導率も無いため、もはや装備というのもどうなのだろうか…。


 何はともあれ、アレッドは装備で弱体化、クンツァは装備で能力が底上げ…と、お互いの力の差を埋める事ができた。

 その事により、二人の実戦訓練は、より充実したものとなっていく。


 結果、本来の目的が頭から抜ける時があるのは…、また別の話。


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