第31話 性眼

マジでくそエロいな

そのエロい身体と冷たい眼、整った顔を

曇りなきまなこで見定める


純粋に、ただひたすらにエロい眼で目の前の女をみていた。


ビキニアーマーがあれば良いな


ガーターベルトは?ポイントで購入できないかなぁ


あのお尻にはTバックこそ正義


そもそも独身か?いや人妻もそれはそれで…


とりあえず(性的な)お友達から始めるにはどうすれば良いか頭をフル回転させる


我こそは性なる使徒ぞ!なんちゃって


いい大人がガツガツするのは見っともない

ここはスマートに事を運ぶべきだろう


ここから始まる異世界ハーレム物語だ

序盤で躓く訳にはいかない



いくつか質問されたが無難に適当に如才なく答える

おじさん、貴女をエロい眼で見るのに忙しいのだ

叶わぬ(邪な)恋(思い)だとしても、そのエロい身体をこの目に焼き付けておけば色々捗るのだ



戦闘ばかりが冒険者の役割ではないとはいえ、

大した攻撃魔法が使えない魔法使い

そう思われるのはまずいので白兵戦も得意だと言うと変な顔をされた


そんな顔もいい!


自分でもだいぶ気持ち悪いと思うが

バレなければ問題無い

「…問題無いか?」

「えっ?」

「これで登録をするが問題ないか?」

「ああ」一瞬バレたのかと思って焦ったがセフセフ


そちらの質問が終わったなら、今度はこっちの番だ


スリーサイズは?好きなタイプと体位は?結婚してる?不倫についてどう思う?俺のハーレム第一号にならない?

登録初日にセクハラの職務規律違反でクビとか笑えないので


「アンタも魔法使いか?ああ、すまない。まだ、名前も聞いてなかったもんでな」

ちょっとずつだ。焦りは禁物。


「失礼した。副ギルド長のアイリーンだ。氷の魔術を得意としている。」

氷かぁ、魔法使いっぽい!『まほうつかい』と違ってな

「アイリーンか。あんたの魔法に興味がある。今度見せて貰えないか?よければ俺の魔法も見せよう。」

俺は魔法じゃなくて貴女に興味津々なんですぅ


ちょっとだけ悩む素振りをみせるが

「分かった。いいだろう。」と返事をした


ラッキーラッキー超ラッキー

顔には出さない


まぁ、俺が生活魔法と言った時に興味を持った様子だったから「イケる!」とは思っていた。



手続きを終わらせ、何事もなかった様な顔でギルドを後にした。



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