第15話 正しく生きていこう
「ちとせさんのせいです」
同僚がそう言った
私は関わっていない
でも、そう言う同僚を見つめた
同僚は私の目を見なかった
反論しなかった
私がしていないことは、私と同僚が知っている
私だけが、同僚がしたと知っている
私はしていないと、私は自分の心の中で言った 心の中だけで叫んだ
私がその罪をかぶった 上司は、同僚の言い分だけを聞いたから
そうしたいなら、そうすればいい
いつか、誰かがわかってくれると思った
しばらくして、同僚は交通事故で亡くなった
上司は、計画していたことができなくなった
たぶん、神様がわかってくれたと思っている
正しく生きていこう そう思う出来事
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます