第4話 病院にいるパパ

沙耶香は、部屋に篭ってこもから


昨日、父 真の携帯で設定した位置共有を


確認した。


携帯の画面に映った 父の位置は、沙耶香の家から


6キロほど離れた〝千葉総合病院〟を指していた。


沙耶香は、思わず「やだ!」と口にだしてしまった


沙耶香は、〝パパ魔物の毒にやられたんだわ!だから病院で治療してるのよ!〟


沙耶香は、隠してあるお年玉数千円と、本来持ち込み禁止になっている


携帯を持って「行ってきます!」と家を飛び出した。


学校についてまず 幼馴染おさななじみ


南 駿みなみ しゅんという 同級生の


少年を探した


沙耶香は、「駿 ちょっとこっち来て!」と


見つけ次第 腕を引っ張って 通りの少ない


階段の踊り場まで連れて行った。


沙耶香は、駿に、支離滅裂になりながら、


パパが魔物ハンターで、怪我を治しに、病院に行っている


確認にいきたい 電車が苦手だから、連れて行って欲しい と伝えた


駿は、「魔物ハンター⁉︎ あり得ないよ アニメの見過ぎだよ」と大人びた風に宥めたなだ


沙耶香は、「違うのよ!怪我したのよ!内緒だって言うのよ!」と引き下がらなかった。


駿は、言い出したら聞かない沙耶香の性格をよく知っていた。


駿は、仕方ない、連れて行くと言って 興奮気味の


沙耶香を納得させた。


駿は、帰りが遅くなると、親が心配するからと言って


給食を食べたら、示し合わせて 早退する提案を


した。


沙耶香は、1時半に、西千葉駅の改札口の前で


待ち合わせする事にした。

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