おおあめ



侑希「……ぐー……」



夢葵「……すー……」



ゆき「……ぴぃ……」



〈どざぁー〉



侑希「……んー……?」



〈どしゃあ〉



夢葵「……なに……?」



〈どどどどど〉



侑希「……何この音……」



夢葵「……んー、あめ、じゃない……? ふぁーあ……」



ゆき「……トウダイモトクラシー……トウモロコシー…………」



〈がつん〉



侑希「うわ、今すごい音したな」



夢葵「すごい雨。窓が誰かに殴られてるみたい……。大丈夫かな」



侑希「な。ん、警報でてる」



夢葵「ほんと?」



侑希「ほら」



夢葵「うえ、ほんとだ」



ゆき「……しめじとぶたにく……ふたをしてごふん…………」



侑希「なんかしゃべってる……」



夢葵「ゆきさんいつも面白い寝言だよね……」



〈どがががが〉



侑希「よく起きないな」



夢葵「ね」



ゆき「……それをぽんずで…………」



侑希「しめじと豚肉をポン酢でいこうとしてるよ」



夢葵「なにそれ。おいしそう……」



ゆき「……さいごにほいっぷくりーむを…………」



侑希「うわ、最悪の組み合わせだ……」



夢葵「ポン酢まではよかったのに……」



ゆき「……やきゅうけんで……ゆめきちゃんがまけて…………」



夢葵「ねぇ、勝手に全裸にしないでよ」



ゆき「……かえるのこ……は……ゆうきさん…………」



侑希「僕人間なんだけど……」


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