あたし? 〜ゆきちゃんと夢葵〜



夢葵ゆめき「え? あたし登場回数多くない? 今回も出るの?」



侑希「ね。最近僕とゆきちゃんだけだったのにね。ほんとにネタがないんだよ……」



ゆき「そうですね。夢葵ちゃんがいるとオチに困らないって作者が言ってました」



夢葵「何? オチに困らないって。あたしだけ扱い酷いよね。弓槻ゆづきちゃんとか雪斗ゆきとくんとかはもっと大事にされてる感じするのに」



侑希「そうか? 出番が多いだけいいと思うけど……」



ゆき「そうです。読者の方の印象にも残ると思いますよ」



夢葵「うーん。どう考えてもあたしの扱い雑なんだよね。とりあえずネタに困ったら夢葵で! って感じが……」



ゆき「ひっぱりだこじゃないですか。それだけ作者に買われてるってことですよ」



侑希「そうそう。ってさ、夢葵一応会社に勤めてるんだよね」



夢葵「一応じゃないよ。ちゃんとだよ」



侑希「会社行かなくてもいいの? 最近この辺でいつも遊んでるけど」



夢葵「そんなこと言ったら侑希だって会社行ってないじゃん。ゆきさん先生してる描写ないし」



侑希「それは職場じゃ僕とゆきちゃんが会えないからだよ。会えなかったら会話できないし、小説にできないじゃんか」



夢葵「じゃあ、あたしが会社に行ってる描写なくてもおかしくないじゃん!」



侑希「それは……、そうだね」



ゆき「ほら、すごいです! 夢葵ちゃんがいるだけで会話になります。何もネタがなくても夢葵ちゃんさえいれば、なんとかなるんです!」



夢葵「何? 侑希とゆきさん二人じゃ気まずくて会話できないの?」



侑希「そういうことじゃないよ」


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