と思ったら帰ってきた



夢葵ゆめき「たっだいまー。帰ってきたよー」



侑希「おかえり」



夢葵「はい。おつり」



侑希「そんなちょっといらないよ」



夢葵「もう財布しまっちゃったの。めんどくさいから、はい」



侑希「はいはい」



夢葵「じゃーん。いっぱい買ってきたよ。ゆきさんどれ食べたい?」



ゆき「えっと、じゃあ、そのじゃがいもチップス食べましょうか」



夢葵「いいね。よいしょ。うわ、表まで破れちゃった。侑希、お皿もってきて」



侑希「はいはい」



ゆき「侑希さん。いただきます……」



侑希「全然気にせず食べていいよ。はい、夢葵」



夢葵「ありがとー」



侑希「ねぇ、なんで僕ん家なの? 彼氏さんの家に泊まってたんじゃなかったっけ?」



夢葵「だから、逃げてきたんだって」



侑希「逃げるって?」



夢葵「正直今の彼氏といてもつまんないし、すぐ身体さわろうとするから、顔面蹴って逃げてきた」



侑希「蹴った?」



夢葵「じょうだんだよ。そのくらい嫌ってこと。あ、ゆきさん、オレンジジュースいる? オレンジっていっても、いろいろシトラス系の果汁入ってるけど」



ゆき「あ、欲しいです」



夢葵「いいよね。あたしシトラス系のジュースとかお菓子めっちゃ好きなんだー」



ゆき「私もです!」



夢葵「ほんと!? じゃあ、明日か明後日にでも食べに行こうよ。おいしい喫茶店知ってるんだー」



ゆき「ぜひ! 行きたいです。侑希さんも一緒に行きませんか?」



侑希「ゆきちゃん、姉さんの時もそうだったけど、仲良くなるの早いね……」


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