ゆきちゃんのアパートにて 〜ゆきちゃんとお酒〜



「やっと今週終わったね。明日明後日あさってはゆきちゃん何もない?」



「はい。空いてますよ」



「じゃあ、今からお酒でもどう?」



「いいですね。冷蔵庫にあったかな。侑希ゆうきさんもビールでいいですか?」



「うん」



「よいしょ。どうぞ」



「ありがとう。よし、じゃあ、飲もっか。今週もお疲れ様でした」



「お疲れ様でした」



「いくよ、せーのっ」



「「乾杯!」」



「ぷはーっ。おいしい。やっぱり週末はこれに限るね」



「……そうね」



「え?」



「……?」



「ゆきちゃん?」



「……何かしら?」



「え? なんか雰囲気変わった?」



「……そう?」



「もしかして、お酒弱い?」



「……母親にはあまり人前で飲むなって言われてるわ」



「いや、お酒で豹変する人今まででも見たことあるけど、こっち方面に変わる人初めて見たよ……」



「……確かに酔ってきた気がするかも。お風呂にお水入れてくるわ」



「いやだから、おひやはそれじゃないって」


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