師匠の愛情
試合会場に入るとカエラの自己紹介と共に互いに壇上入りする。
互いに向かい合うと、互いに配置に着く。
「準備は完璧にできましたか?」
「えぇ、僕が今出来る最高の準備が出来ました」
そう言うと、ミナ《彼女》は口角を上げる。
「そうですか、なら来なさい……徹底的に叩き潰してあげます」
ミナの言葉の後にエレナと他の三人がそれぞれ戦う相手を見つめる。
セシアVSエレナ
アリエVSゼノン
カナリアVSセナ
面子が自然に出来上がる。
「予定通りでよかったわ」
「えぇ、不服だけど貴方を先に倒しておくのも悪くないと思いまして」
セシアとエレナ《彼女達》は対戦するのがわかっていたかのような会話をしている。
「先輩、負ける準備は出来てますか?」
「ふん、お前如き子供にまだ負けることはありえんよ」
ここはまぁ、大体言わなくてもこうなる予感していたので話はつけていない。
「胸をお借りします」
「こっちこそ、お互い全力で戦いましょ」
互いにお辞儀をして礼儀正しく挨拶している。
そして互いの剣に手をかける。
互いの準備が整ったのを確認する。
「ま、互いに全力を尽くしてください」
レオンの気の抜けた声が聞こえると、カエラがマイクを持っている反対側の手を上げる。
「それでははじめ!」
そう言うと、僕らは互いに戦闘に入った。
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