久々の再会
「それじゃあ、行きましょうか?」
「あ、良かったら皆もいいですか?」
「えぇ、いいわよ……何人くらい?」
数はアリエとカナリア、六刀生・六法生・僕ら一法生の計18人だな。
試合が終わった後どうせ来るだろうからその人数を伝える。
「18人か、オッケーじゃあ集まったら受付の人に言ってね~」
それじゃあと言ってルラ達の両親と共に戻っていく。
「は、初めまして……私はルラって言います」
「リラよ、よろしくね!」
そう言って互いに自己紹介を済ませる。
そうして僕達は先程対戦したコロナたちの元へ向かう。
「へぇ、サウルの同郷の子ね~」
ルラはその間もなんていうかコロナの顔を見て何故か項垂れていた。
「私はコロナ、こっちはオットー君であっちに座っているのがテイル君で、そこですねてるのがセイラさん」
「拗ねてねぇ!」
自己紹介を済ませ、事情を説明する。
「私たちは安静にしてるよ」
「わかりました、調子が良くなれば合流しましょう」
「えぇ」
そう言って僕らは受付へ向かう。
そこにはウェルサが待ち構えていた。
「これはこれはお兄様、何の御用でしょう?」
「ふん、やめろ気持ちの悪い」
「あ?」
「まぁまぁ、それで何の用ですか?」
セシアがブチ切れそうだったので止めて、僕が質問する。
「ふん、特に何もない」
「何もないならくるな」
「ん? 今何か……」
うわぁ~、笑顔で毒吐いてるよ。
「ま、まぁ試合この次ですよね! 頑張ってください!」
「ふん、言われずともそうするよ」
そう言って彼は立ち去る。
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