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歩いていくと、警備隊のいる場所があった。
オットーは許可書を受け渡し、警備隊が確認すると中に通してくれる。
「ここは、警備兵が多いですね……」
「この先に遺跡があるらしくて、許可が必要だそうだ」
遺跡……迷宮女王が作ったものではない神の遺産。
中には貴重な魔塊≪まかい≫という濃縮された魔力の塊が眠っているそうだ。
「だから許可がいるのか……」
先程の場所とは違い、人が全くと言って少ない。
あれは……。
そうして歩いていくと、2つシートがあった。
「お、来た来た! お~い!」
エレナが僕らに気が付いたのか、こちらに手を振る。
もう一つの場所にいたのはBクラスのテイルとフィオレスのクロノ、一刀生首席アリエがいた。
「それじゃあ、僕達はあっちに行くから」
「あ、はいわかりました」
オットーとコロナはそう言うと、アリエたちがいる方へ向かう。
「こんにちわ~」
「さぁさぁ、ここ空いてるから座りな~」
空いている席に座る。
「ずるいわよサウル! そこは私が座るんだから!!」
「はいはい落ち着いてセシア、エレナさんここ、いいですか?」
「モテモテだね~」
このこの~っと指でミナの頬をつつく。
「はいはい、ここどうぞじゃあ私はこっちに行こうかな? いいよねルミリナ」
そうしてミナから時計回りでセシア、ルミリナ、ミリス、ファリオス、レア、エレナ、僕になった。
「それじゃあ、今日は皆お疲れ様! カンパーイ!」
エレナがそう言うと、僕達も続き宴が始まった。
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