宵闇の訪れ

雨が降ってくれてよかったとおもう

心の窓を閉ざす理由ができたから

現実から逃げてもいい口実に甘えて

僕はひとり閉ざされた薄暗い部屋で

目を閉じる そうして夢にまどろむ

その瞼の裏は あまりにも極彩色で

焼け付く気持ちを ずっと抱えて

アスファルトの香りすらも 今は

僕の心を 揺るがせないくらい暗い

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る