キリの悪いところまで

 何事も、キリの悪いところまでやるようにしている。どういうことか。問題集を九十七ページまで解いたなら、やる気のある人は、キリのいいところで百ページまで終わらせようとするだろう。私はキリの悪いところでも平気で終わる。ページの途中で終わることもある。やる気がないもので、無理して百ページまで解いたところで、次に手をつける時に、最低百十ページまでやるのか、面倒だ、辞めよう、とこうなってしまうからだ。やる気のない時は一行、それどころかさらっと目を通して、それで終わりにすることもある。そのぐらいの方が、継続しやすいのだ。それに、ああ、こんなのやったな、と思い出しやすい。

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