207:なのさんとオフコラボ!③
イマナン林に到着したあなた達は薬草を探す為に林の中へと入っていきました。
イマナン林は周囲の木のせいで少しだけ暗く、遠くを見渡す事は出来ません。
「ここがイマナン林なの? 思っていたより暗いの」
「しっかり周囲の索敵をしないと不意を突かれそうですねー」
「ウチが索敵するにゃ!」
『ぼ、ボクはどうすればいいかな?』
「ユカちゃんは私と一緒にいましょうねー
私が絶対に守ってあげますからねー」
『あ、ありがとう! フワリお姉ちゃん!』
「むふー!」
「ここでダイスです。
1D100を振ってください
50以下で成功です」
「これは全員ですかー?」
「そうですね」
「了解しましたー」
「20なの」
「61ですねー」
「81にゃ」
『94だね』
「あっぶななの!」
「えーととりあえず判定ですが、ゆかちゃんとさくらちゃんとふわりさんは失敗、特に何も見つかりませんでした」
「最後になのちゃんですが、あなたは林の少し奥に薬草の群生地らしき場所を発見しました。
ですが、もしかすると魔物に出会ってしまいそうな気配を感じます」
「あそこに何かありそうなの。
でももしかすると魔物とかいるかもしれないの。
皆はどうしたいの?」
「私がいればどうとでも出来ちゃいそうですよねー?」
「ウチもそう思うにゃ!」
『ボクはふわりお姉ちゃんに着いていくよ!』
「だったら行ってみようなの」
薬草の群生地らしき場所へ向かったあなた達はそこに到着すると、多くの草が生えているのを確認しました。
「ウチがEDUで鑑定って出来るかにゃ?」
「大丈夫ですよそうですね1D100を振って80以下が出れば成功です」
「44にゃ」
「成功です、ここに生えているのが全て薬草である事が分かりました」
「ここに生えてる草全部薬草だにゃー!」
「本当ですかー?」
「本当にゃ!師匠に教えて貰ったのと全く一緒だにゃ!」
「だったら折角だし取っていくの」
『これは全部取っていっても大丈夫なのかな?』
「これもEDUでダイスしてもいいかにゃ?」
「大丈夫です、今回も80以下で成功です」
「93にゃ⋯⋯」
「失敗ですね、全部取っても大丈夫かあなたは覚えていませんでした」
「申し訳ないにゃ⋯⋯忘れちゃったにゃ⋯⋯」
「そう言う事もありますよー」
「そんな日もあるの」
「それだったらなのも振るの」
「じゃあ私も振りましょうかー」
『じゃ、じゃあボクも!』
「全員65以下が出れば成功です」
「47ですねー」
「27なの」
『22だね!』
「⋯⋯全員成功ですね」
「なんでにゃあああああああ!!」
:草
:EDUだけがとりえのさくらちゃんェ⋯⋯
:かなしいなあ
:ダイスの神は微笑まなかったか
「えっと、ふわりさん、なのちゃん、ゆかちゃんの三人は薬草は魔力のある所に自然と生えると言う事を思い出しました。
なので、全部取って行っても問題ありません」
「あっ、そういえば薬草は魔力溜まりなんかに生えると聞きましたねー」
「そう言われると薬草は見つけたらすぐに根こそぎ採ってこいって聞いた気がするの」
『ボクもお母さんにそうやって聞いたかも』
「⋯⋯それにゃら全部採取しちゃうにゃ」
無事に薬草を採取出来たあなた達はこれから街へ戻るか再度散策するかを決める事になりました。
今から街へ帰れば明るいうちに帰る事が出来るでしょう。
「今日は初めての依頼って事もあるからそろそろ帰った方が良いような気がするの」
「私も賛成ですねー」
「ウチもそれでいいと思うにゃ」
『ボクも疲れて来ちゃったからそれでいいと思う』
満場一致で帰る事になったあなた達はまずイマナン林からの脱出を試みることにしました。
「ダイス振ります」
「えーと⋯⋯96⋯⋯ファンブルですか」
「えっ」
「うそなの」
「またかにゃ!?」
『また何か起きるの!?』
イマナン林から脱出しようとしたあなた達は林の出口で大きな獣に出会いました。
その獣は大きな狼のようです。
その狼はあなた達を視界に捉えるとゆっくり、ゆっくりと近付いてきます。
「えーと、大きさはどれくらいですかー?」
「ライオンより大きいくらいです」
「かなりでかいの⋯⋯」
「これは強敵っぽいにゃ⋯⋯」
「それでは戦闘開始です」
「まず最初にDEXの一番高いふわりさんから行動を選んでください」
「えっと、私武器は持っていますかー?」
「冒険者の必需品である解体用のナイフと、短剣があります。
これは全員が所持しています」
「じゃあ狼に短剣で攻撃しますー」
「短剣に関するスキルは所持していますか?」
「短剣術LV2を取得していますー」
「では初期命中率に+30%した55%で命中です」
「44成功ですねー」
「では次にダメージ計算に入ります
2D6と2D6-2を振ってください」
「10と10-2で18ですねー」
「⋯⋯えーと、狼には装甲があるため16ダメージが入りました」
フワリが手に持っていた短剣で狼に斬りかかると狼の身体が一瞬でズタボロになりました。
そして狼はその場で倒れ動かなくなりました。
「戦闘終了です」
「⋯⋯なんですかーこれ」
「いや流石にこれは酷いの」
「ただの暴力だにゃ⋯⋯」
『出番無いよ⋯⋯?』
:狼くん⋯⋯
:ファンブルで出てきたボスが一撃で殺された⋯⋯
:こんなのってあんまりだよ!!
:これはひどいwww
「えーと、ちなみにですが狼のデータはこんな感じでした」
大狼
HP16
装甲2
STR21
CON13
DEX20
POW13
SIZ19
噛み付く 命中率80 1d10
切り裂く 命中率90 1d6+1d4
上は同時に判定
:これを一撃は草
:ふわちゃんバケモンじゃん⋯⋯
:流石にこれは酷いw
「これでまだスキルまともに取得出来てないとか私化け物すぎませんかー?」
「ぶっ壊れPCなの」
「これもうふわり先輩だけいればいいと思うにゃ」
『ボクはガードしてるだけでいいような⋯⋯』
「あの、ふわりさん」
「はいー?」
「一体どんな引きしてるんですか。
GM泣かせにも程がありますよ?」
「私に言われましてもー⋯⋯」
------
知 っ て た (執筆当時の僕の脳内)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます