第11章「謎のモデルさん、」【みさゆき】


雪音

「晴華さん...、」


雪音「此処は学校ですよ。…離れて

   下さい」


雪音「他の方に、再度あらぬ誤解を

   されては困りますので」


 急に抱き付かれたのに雪音は慣れているのか、微動だにせず白い髪の女の子に言葉を投げかける。


せいか「ゆっきーがいつも可愛いから、

    私がぎゅーってしちゃうのは

    仕方ない事なんだよー?」


せいか「えへへ、くるしゅうないー///」


 せいか と呼ばれた白い髪の女の子は雪音に抱きついたまま一向に離れようとしない、、


 むしろ離れるどころか...


 よっぽど雪音の事が大好きなのか、抱き締めながら頬ずりをし始める始末だった。


美紗「…あの、」


 3年生の先輩からも腫れ物に触られるように扱われてた雪音が不動の置物みたいになってるとか、


 少し嬉しそうとか、モデルの橘 晴華に似てめっちゃ美人な人だなとか…。


 そんな疑問が次々浮かんでくる...


せいか「そろそろ教室に戻ろっか、料理

    教室も始まっちゃうからねー、」


せいか「美紗ちゃんも一緒に、ね?」


 そう言いながら雪音と仲良く手を繋いで、調理室に向かってくせいかさん...


美紗(兎に角初めての情報が多すぎて

   …)


美紗(けど…、この人見れば見るほど、

   広告とかで最近よく見る橘 晴華と

   そっくりだけど...)


美紗(まさかね...?)


美紗(テレビに出てきてるような人が

   ルネミア学校に通ってる生徒

   とは思えないし…、)


美紗(行くとしたら芸能学校とかかな...?)


雪音「…晴華さん。」


 調理室に戻った瞬間、困った顔をしている雪音に白い少女は紙袋の中から可愛くラッピングされたプレゼントを差し出した


せいか「ゆっきーに沢山おみやげ買って

    きたんだー。コップとかー、

    可愛いアクセサリーとかー、」


せいか「気に入らなかったのは私が使う

    から好きなの選んでね?」


雪音「…いえ、そんなにいらないです…」


せいか「私の気持ち♪気持ち♪、受け

    取ってよー。…これとか、

    ゆっきーに似合うと思って」


 ドサドサッと紙袋の中から、お洒落で可愛いコップやらコースターやらがどんどん出てくる


 コップをほっぺたに当てながら笑顔でそう笑うせいかさんは、こんな状況の私でも可愛いと思うくらい凄く可愛いかった。


美紗(あれ、雪音の近くにこんな可愛い

   人いたら私恋人として必要なく

   ない...?)


美紗(.....。)


美紗(...いや、、、まだせいかさんが

   雪音とそういう関係だと決まった訳

   じゃないし、)


美紗(雪音みたいな綺麗な人なら恋人が

   二人いてもなんら不思議じゃな

   い、、)


美紗(なんだって顔がめちゃめちゃ

   良いから!!!!それでも許される

   顔してるんだよ、、雪音は!!)


美紗(でも雪音に先に告白したのは一応、

   私だからっ...!!)


美紗(多分。根拠はないけど...、、多分

   私が先に告白してる。根拠はない

   けど!!)


美紗(というか普通に後だったら勝ち目

   ないしね。潔く諦めるか第二の恋人

   として本気で彼女とも仲良くする

   しかない、、)


美紗(まぁ...美人だから大丈夫かな?

   顔が良ければ大体の事許せるし)


 そんなこんやで私が頭の中で色々考えてるうちにも雪音とせいかさんはいちゃいちゃしてる


雪音「…どうするのですかこれ。」


 山積みにされたお土産のタワーを見詰めながら、雪音は呆れた目でせいかさんを見る。


せいか「大好きなゆっきーのプレゼント

    って思ったら、どうしても1つに

    絞りきれなくってねー…」


せいか「だから全部買っちゃった♥️」


雪音「晴華さん、お気持ちは嬉しい

   ですが...もうお土産は買って

   来なくても良いのですよ」


雪音「置く場所もないですし...」


せいか「そんな事よりっ、ゆっきーと会え

    なくて寂しかったよぉー!!」


 ぎゅうううううっと、感動の再会のように熱い抱擁を交わすモデルさんにそっくりの白い少女。


この人、ほんとに一体何者なんだろ...?


 雪音の背中を抱き締めながら見せ付けるようにこっちをみてにっこり微笑むせいかさん。


美紗(マウントとりですか?そんな事しなく

   ても、もう距離の近さで完敗して

   ますから!!安心して下さい!!、、)


雪音「...それと。なのですが、晴華さん

   今日の朝小梅さんがまた私の部屋に

   入ってきていたのですが」


せいか「あちゃー…、小梅ちゃんまだ子猫

    だからねー。狭い天井の隙間から

    入っていっちゃったのかなー...?」


美紗(え、まさか....、、)


美紗(…ど、)


美紗(…同居していらっしゃる!?)※大文字


美紗(二人の美少女がっ!?)※大文字


美紗(1つ屋根の下で!?)※大文字


美紗(…同居してっ!?)※大文字


美紗(いらっ)※大文字


美紗(・・・っしゃる!?)※大文字

美紗(…し、姉妹なのかな?、、)


せいか「けど、おかしいなー?」


せいか「麗夜にお願いしておいたから…、

    ゆっきーの為ならすぐに行動する

    はずだよね?」


せいか「板は張ってあると思うんだけど

    なー…」


雪音「…ビアンカがよそよそしく感じ

   られましたのはそれが原因ですか」


 さっそく出てきた雪音のお家で飼っている白馬のビアンカさん。よっぽど雪音に大切に飼われているんだろう


 良いな、私も雪音に飼われたいな※文字表記早め


せいか「あー…ビアンカが小梅ちゃんの

    ために板を壊しちゃったんだねー、」


雪音「早く小梅さんの飼い主が決まると

   よいのですが…」


樹理「あ、二人とも来てたの?声掛けて

   くれて良かったんだよ?」


樹理「…あれ?、、」


 と樹理さんは私達が居るのに気付いたのか、此方に近づいてくる。


樹理「やっぱり、橘晴華ちゃんだーっ///!!」


晴華「橘 晴華(たちばな せいか)

   だよー」 


樹理「凄いよ、ナミ!!、、今、テレビでも

   ラジオでも大人気のモデルさん

   だよっ!!」


美紗「え!? 本物の橘 晴華!?」


 やけに見た目がそっくりだと思ったけど、…まさか同じ学校に通ってるなんて思いもしなかった、、


美紗(雪音、あの橘晴華と一緒に暮らして

   るの…?でも、橘…?橘は芸名で…本名

   は古池晴華とかなのかな...、、)


奈実樹「樹理と同じくべっぴんさんやね。」


晴華「ありがとー、貴女の彼女さんも

   凄い可愛いね。」


奈実樹「ほう、うちが樹理と付き合ってる

    ことも知っとるんか」


晴華「こんな可愛い子と付き合ってれば

   噂くらいは耳にしますよー」


奈実樹「出来た人やなぁ...、、」


樹理「私晴華ちゃんに可愛いって///、、」


奈実樹「...良かったな、」


晴華「今日はお仕事がオフになっちゃった

   から、ゆっきーと一緒に居たくて

   ん?」


晴華「あれ!!おもちさん?」


代茂枝「そ、それはっ、、学校では

    秘密で…!!」


美紗「おもちさん?」


代茂枝「それは…あまりき、気にしない

    で下さい…、なんでもないです

    から…」


 縁蛇さんの後ろに隠れながら恥ずかしそうにそう言う代茂技さん。


美紗(…よもぎ餅だからおもちとか?)


美紗(おもち先生と同じ名前だけど...、

   おもちって名前可愛いよね。私の

   好きな先生の名前もおもちだから)


美紗(前本も貸してくれたし、先生に

   憧れて名前付けたのかな?)


美紗(今度聞いてみよ、)


 モデルの晴華さんは代茂枝さんの事知っているみたい。…それにしても、どうしてモデルさんの晴華さんが代茂枝さんの事...?


美紗「でも、ちょっと意外かも」


縁蛇「代茂、いつの間にやらモデルさんと

   知り合ったんですか?凄い

   ですね!!」


代茂枝「う…うん、ちょっとね…、、」


晴華「そっかー。そういう人もいるもん

   ね。んー?ところで、今日は皆

   何するのー?」


雪音「来週にある料理教室の先行体験を

   させて頂いているのですよ。」


晴華「料理教室!!私もよくゆっきーに

   お料理作るからねー、バラエティー

   も色々持ってるよー♪」


美紗(うわー、愛妻料理て。もう完全に

   夫婦じゃないですかー、やだー)


晴華「それに、すっごく楽しそう♥️」


 両手を合わせて、喜ぶ晴華さん。モデルさんだからなのか仕草の一つ一つに女子力が垣間見える。


雪音「すみません。折角ですので急遽、

   晴華さんも参加させて頂いても

   よろしいでしょうか?」


樹理「勿論だよ。モデルさんの橘晴華

   ちゃんと一緒に料理が出来る

   なんて、すっごく貴重な体験

   だもん!!」


樹理「それに雀さん達が来れなく

   なっちゃったから、丁度数も

   余ってたし」


 そうして、モデルさんが加わり先行料理教室体験が始まったのだった。


晴華「では、お言葉に甘えさせて頂いて   

   ー。皆、よろしくねっ!!」


※キャプション


 樹理先輩達はそれからすぐに準備があるからって、教室の奥の方へと消えていってしまった。


奈実樹「ふふ、楽しみにしといてな?」


 と奈実樹さんが意味深な台詞を残して10分ぐらい...。先行体験の時間が迫りつつある。


美紗(家から出た時は間に合うか心配

   だったけど、思ったよりも普通に

   間に合って良かった。)


美紗(...後でくゆにもちゃんとお野菜

   買ってあげないと、)


美紗「直前じゃないと出来ない準備なの

   かな?こういう企画って本当に

   大変そうだよね」


雪音「そうですね。ですが、私は続ける事

   に意味があると思いますよ」


雪音「...そろそろお時間ですね、」


ガラララ...、


樹理「皆さん、こんにちはー、」


美紗「...わぁ、、可愛いーっ///!!」


 ドアから出てきた樹理先輩が少し恥ずかしそうにデモテーブルの前に移動する、


 なんといっても驚いたのは、樹理先輩のその格好だった。


樹理「本日はお忙しい中、調理体験に参加

   いただきましてありがとうござい

   ます、」


 まるで不思議の国アリスのような水色と白いフリルのいっぱい付いたエプロン姿で現れる樹理先輩...、


その姿はまさに、歩くアリスだった。


美紗「えー、可愛い...///、、樹理先輩

   いつもと違って喋り方が違うから

   かな。淑女って感じがする///!!」


 アリスの服装が恥ずかしいのか樹理先輩の耳は真っ赤に染まっている、


 その姿を見て奈実樹さんは満足気に頷きながら微笑みを浮かべていた。


 自分の彼女をまるで自慢するかのように、可愛いやろ?という視線が奈実樹さん

から伝わってくる


美紗(凄い、可愛いですっ///!!!、、)


 私も同意するようにこくこくと首を縦にふる。


縁蛇「私達以外の方と話している時は

   いつもあんな感じですよ?普段とは

   違って、ビシッとしてます!!」


 いつの間にやら私の隣に座っていた縁蛇さんが笑顔で話し掛けてきた。


 縁蛇さんのコミュニケーション力が高いのか、それだけ樹理先輩を慕っていてテンションが上がっているのか...、


 それにしても一切人見知りしない縁蛇さんもなんか凄いな...。


美紗(多分、どっちもなんだと思う

   けど...)


縁蛇「そして、この瞬間!!決まって

   歓声が沸き起こるのですよ!!

   fuoooooo!!」


 と、まるでファンがアイドルを応援するように縁蛇さんは立ち上がって大声を上げる。


縁蛇「こんな感じですっ!!...はい!!」


美紗「いや、...はいっ!!て言われても...、、」


美紗(...急に振られちゃったけど、此処は

   樹理先輩を盛り上げるために

   やるべきなのかな?)


→A.「する」

→B.「しない」




→A.「する」


美紗「foooooーーーー///!!樹理先輩

   今日も可愛いよーーーっ///!!」


樹理「美紗ちゃんも乗らなくても良いん

   だよっ///!!もぅ///!!、エンジャ

   も///、わざわざ再現しなくっても

   いいんだからっ///!!」


晴華「あ、凄いー。美紗ちゃん、今の朝乃

   ちゃんに似ててすっごく上手だった

   よー、」


 テレビの中の人から急に声を掛けられると正直凄く違和感はある、でも


 晴華さんが言う、朝乃さんって人は私にはちょっとよく分からなかったけど兎に角褒めてもらえたらしい。


美紗(取り敢えず、お礼言っとかない

   と...)


美紗「え?えっと...なにかよく分かんない

   ですけど...ありがとうございます...?」


晴華「ふふっ、会場の朝乃ちゃんは

   もっと迫力が凄いんだよー?」


晴華「でも、もしかしたら美紗ちゃん

   にも人を元気にさせる才能が

   きっとあるのかもしれないねー」


 にこにこと純粋な笑顔で、めちゃめちゃ褒めてくれる橘晴華さん、


 本当にテレビの中の人が今こうやって隣で笑ってる事自体不思議だけど...、それでも凄く嬉しかった。


美紗「私がですか?」


晴華「話しやすいというか、美紗ちゃんは

   聞き上手だから」


晴華「つい、ね。色々と喋りたく

   なっちゃうんだよ」


美紗「まぁ...、確かに初対面の人から話

   かけられやすいですけど...」


美紗(んーーーー、悪い人じゃないん

   だけどね...、、)


美紗(というか、むしろテレビで

   見るイメージと同じで、すっごい

   良い人なくらい...だけど...、、)


晴華「あのお洋服、凄い可愛いねー?

   ゆっきーにも絶対似合うよー♥️」


雪音「流石にキツいです。色々と」


美紗(むー...、、)






→「しない」


美紗「やっぱり、ちょっと恥ずかしい

   よ...///...雪音の目もなんか、

   ...死んだ魚の目してるし、、」


 雪音は本当にするのですか?とでも言いたげな瞳で私を見てる。しなくて良かったぁ...、


縁蛇「人生楽しんだ物勝ちなのですよ!!

   人の目を気にして生きるほど人は

   辛くなるんです!!開放的に生き

   ましょう!!」


縁蛇「貴方もそう思いませんか!?」


 明らかに、誰も居ない私の背後に語り掛ける縁蛇さん。


縁蛇「...あっ、、」


代茂技「縁蛇ちゃん...」


...というか、...あっ、、って?


 何か私の後ろに居らしゃる系なの?


 勿論、後ろを見ても私の背後に誰もいない。


縁蛇「...ふっ」


と突然縁蛇さんは焦燥に満ちた顔で、溜め息をつく、


美紗「ふっ、て何!?私の背後で何が縁蛇

   さんに見えてるの!?」


縁蛇「いえ、つくづく人間の身体というの

   はめんどくさいなぁ...と思って

   しまっただけなのですよ。」


代茂技「...縁蛇ちゃんは、力の強い巫女様

    だから...色々見えちゃうらしく

    て...。それで、変な風に沢山誤解

    されちゃってて...、、」


縁蛇「...皆が蛇神を恐がるのは仕方のない

   事ですよ。力が有るものは昔から

   そういう定めなのです!!」


縁蛇「それが我々の魂の昇華の修行!!

   使命ですからね!!」


美紗「...使命?」


美紗(宗教の事はよくわかんないなぁ…。)


美紗「それにしても、縁蛇さんって巫女

   さんだったんだね。だからあんなに

   お掃除が上手だったんだ」


 神社も広いし、効率よく綺麗にするコツとかきっと沢山知ってるんだろうなぁ...。


縁蛇「蛇神は美しく、どんな傷でも一瞬で

   治す凄い神様なのです。それはこび

   りついた呪いでさえも汚れさえも

   ピッカピカなのですよ!!... なので、」


美紗(呪いの類いってそんな部屋の汚れ

   みたいな感じなの...?)


 縁蛇さんに両手を握られた瞬間身体がふわっと軽くなる。


 まるで肩の重みが取れた感覚に、魔法に掛かったような、そんな感じがした


美紗「なんか、身体が急に軽くなった...?」


縁蛇「今日の縁蛇はご機嫌なので、御利益

   があると良いですね!!」


美紗「...なんかよく分かんないけど、でも

   ありがとう縁蛇さん、、」


美紗「なんか縁蛇さんに手を握られた

   瞬間、凄い身体が軽くなった気が

   する!!これが本物の巫女さん

   パワーなんだね。」


 ...宗教って怪しい壺を売ってるイメージしかなかったけど、本物の巫女さんはやっぱり違うんだなぁと思った。









樹理「では、奈実樹さん。そろそろ始めま

   しょう。大切なポイントはゆっくり

   と時間をとって説明していきたい

   と思っています」


樹理「ふふ、私のお話。最後までしっかり

   とメモしていって下さいね♪」


 人差し指を唇に当てて、悪戯っぽい笑みで樹理先輩は微笑む。アリスの服と合わさって二乗に可愛いかった。


美紗(これは...チケットが売り切れる

   訳だ...、、)


縁蛇「因みに此処でも」


美紗「うん。言わずとも、分かってる。

   これは...歓声起きるよね、」


 樹理先輩は笑顔で、喋りながらさくさくと話を進めていっている。


樹理「今日は午前に筑前煮を作ってから、

   前回のアンケートでの要望も

   多かった茶道体験を行っていきたい

   と思います」


 と樹理さん達の挨拶が終わり、さっそく筑前煮の材料を目の前で奈実樹さんが鮮やかな包丁さばきでカットしてく。


 一方で樹理さんは切り方の解説をしながら、冷蔵庫から次の食材を取り出したりしていた。


晴華「ゆっきーはこんな事をしてたり

   してたんだねー。...えへへっ、

   ゆっきーが楽しそうで良かった

   よー」


雪音「このような貴重な体験が出来ること

   を私も幸せに思っていますよ。」


晴華「けど、チケットがすぐに完売

   しちゃうって凄いよねー」


晴華「ルシェルさんなら、きっと私より

   凄いアイドルになれそうー」


縁蛇「ふっふふ、それだけじゃないのです

   よ!!」


 ドヤ顔をしながら、意味ありげな台詞を言う縁蛇さん。私はその会話の内容によっぽど自信があると見た。


美紗「なになに?もっとあるの?」


縁蛇「奈実樹先輩のお姉さんが服屋さんの

   社長さんで、手作りのエプロンを

   オーダーメイドで作ってくれて

   いるのですよ!!」


縁蛇「なので、回事に服装が変わるので

   す!!」


晴華「...オーダーメイドって凄いねー、

   裏に糸の縫い目の跡も見当たらない

   しー...」


雪音「遠くから見ても、完璧なお洋服です

   ね。とても優れた腕の方なの

   でしょう」


美紗(流石お嬢様方は見てる所が違う...!!

   普通に可愛い服としか思わなかった

   な...、)


※スライド


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