第十七章 焔 ~中編~
アルヴァーン戦争当時、反政府軍側にいたカトラスは、大剣を扱いながら多種多様のフェイントをかけて来る人物で、強者の中に名前を連ねていた。
俺は自分がどうやって戦うかを最優先に考えていて、強者の名前は聞いたことがあっても、それ以上の知識も興味もなかった。
すべてが終わったと思っていた。そんなのはただの妄想で、奴は俺の目の前に現れた。今度こそ打ち勝って、過去を終わらせたと。そう思っていた。
しかしまだ終わってなどいなかった。俺に纏わりつく因縁であるかのように、これから何度も俺の目の前に現れるというのか。
俺は奴のことをもっと詳しく知る必要がある。いや、正確には、俺は奴を知っているはずだ。あの剣に見覚えがあり、向こうも俺を認識していた。当時どこかで戦った。それは確かだ。
アルヴァーン戦争は何のために起こり、何をきっかけに終息したのか。始まりには裏があるように思うし、終息したとき、俺の精神は不安定だったから記憶がほぼない。
「………勝負だ、世界」
俺は火炎の跡を見つめながら小さくつぶやくとその場を後にした。
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大剣。それは、両手剣の重さと大きさをはるかに超える超重量火力武器の一つのこと。この分類の中には大鎌やハンマーなども存在しているが、この世界では一般的に(他の軽い武器でも例によらず)、剣の方が主流である。
この大剣という武器には、もちろんのことながら両手剣との違いがいくつかあるが、わかりやすい例はなんといってもその構造面で、基本的に大剣の大きさは刀身のみでトルソーを大きく超える。トルソーとは頭、腕、下半身を除いた上半身部分のことであり、これを大きく超えるということは当然、持ち運びが不便になる。
私がここに来た理由は、あの男の大剣をこの倉庫から回収するためである。と言っても魔法職の私が大剣を持ち運ぶのはかなりの苦行だ。正直、だるいのは勘弁。だからこそ、ゼクルを魔力回路経由で無理やり引っ張ってこようと思ったのだが。
「……あれは、呼べないなぁ…」
そう、ゼクルの用事も確認していない状態で呼び出すのはさすがに理不尽だろうということで、ゼクルの視界を勝手に見させてもらったのだが、彼の見ている景色はなんとはるか上空だった。トロンに乗って高速で飛行しているらしく、普段よりも早いその飛行速度を見て、彼を呼び出すことはできないと判断したのだ。
表情は見えなくとも、何かしら急いでいるのは分かった。しかし、私とてこの倉庫に来たのは遊びではない。ライト君から入った知らせでカトラスの脱獄を知った以上、奴に魔剣の回収をさせてはいけない。倉庫街の管理棟には物品すべての入出記録が存在するが、あの大剣は持ちだされていない。つまり、この倉庫の中にあの大剣がまだ存在している。
「えーと……」
倉庫の内部には、まだ作業員が数人いた。壁際でたばこを吸っている数人と、少し離れた場所に座り込んでスマホを触る数人。おそらく休憩中なのだろう。別に人がいて困るような作業ではないが、その場に人がいるなら声ぐらいはかけておくべきだろう。
「すみませ―ん。私属性使いのレナというんですが」
「あー、はい。話は聞いてますよ。僕らここで休憩中なので、気にせずに作業してください。なんかあったら声かけてもらえたら」
「わかりました。しばらくお邪魔します」
挨拶が終わると、倉庫内の地図を出しながら奥へと進む。倉庫内の小部屋を見に行く。左の扉を引いて開けると、中からは熱気を感じる。カトラスも魔剣も炎属性だった。この熱気は魔剣のものか。
「これが、魔剣」
小さく炎をまとわせる大剣は、炎を思わせる赤ではなく、銀色の大剣。しかし、よく見ると一部、刀身にヒビが入っている。こんな魔剣にヒビを入れられる剣などあるのだろうか。思いつくのは電龍刀や神龍剣、シャインカタストなど。友人たちが持っているレジェンド武器が最初に思いつく。が、ゼクル以外は奴と戦闘していないはずだし、あのときは剣での撃ち合いなどなかったはずなので、ゼクルの剣によるものでもない。
そう考えている瞬間に、後ろでバタンと音がした。
部屋がいきなり暗くなった。
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レナから視界を盗られているのに気づいた。俺はレナなら何かしら話ぐらいはしてくるとおもっていた。が、何も言わずにレナの気配が消えたことで「またあいつあそんでるのか」と思う。
トロンはかれこれ十分以上も限界に近い速度を出しているはずだ。身体が、主に翼は悲鳴をあげているはずだ。それでも最高速を維持してくれているトロンのこの努力を無駄にすることはできない。目標地点が近づくと同時にトロンにどこかで休んでおくように言うと、即座にそこから飛び降りる。
「【完全武装】!」
トロンの横を逸れるように落ちてきた雷が俺の周りに纏わりつき、黒いコートに黒い剣と白い剣を出現させる。
落下しながら地上に写るのはとある団地。その中心に見えるのは赤い竜。翼を持ち、四足で動くオーソドックスな翼竜。俺は電龍刀を音高く引き抜くと、手元で一回転させて、突きの体勢に入る。剣は一瞬赤く光り、そしてその光は瞬時に直前とは違う桁外れな強さの青色に変わる。
細剣用重突進技・アルビレオ。
重力に突進技の推進力を加えたかなりのスピードで地上に向かってスキルを撃った。そして、その切っ先が赤竜の角をへし折ろうとしたその直前、その頭上に魔法陣が生成されて俺の剣を止める。即座に弾かれることはないが、それでもその魔法陣に存在する確かな力に阻まれて、剣がこれ以上通らなくなる。
「やるな…!」
見事。この剣を受けることが出来るなら、本気を出してやる。
身体から力を抜く。スキルが穏やかに終了し、後ろ向きに身体が倒れる。そのまま回転しながら、空中を降りる。地面に着地した瞬間に力の向きを変え、左足を大きく後ろに下げながら右手の剣を緩やかに鞘に納める。右手を柄に添えたまま、左手で柄を握って柔らかく前に飛ぶ。
「抜刀……一閃……!」
赤竜が翼爪で迎撃する。その迎撃に向けて、右から体を捻りながら柄をつかみ、一気に抜きだす。半分ほど剣を抜いた状態で爪と激しくぶつかり火花を散らす。身体を回転させながら力を跳ね返す。音もなく跳ね飛ばされた赤竜がほとんど後ろを向いた状態で何とか耐える。こちらは時計回りに一回転したのちに剣をもう一度鞘に納めて元の体勢に戻っている。後ろに引いていた足を静かに戻して問う。
「一体何のつもりだ」
その声にこたえるものはない。
剣を鞘に入れ、その柄に手を添えたまま。集中力を高めた瞬間に一気に柄を握る。
「心…斬ッ!」
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ドアが閉まった時点で振り返った私は、入口の様子を確認する。そこから入ってきたのは鎧の男。暗い部屋のせいで細部は分からないが、敵意は感じられない。ならばこそ、なぜドアを閉めたのかが気になる。
「誰」
「俺のことを覚えているか」
その低い声を聞いた瞬間に、私はその人物に聞いた。
「はぁ…。なんでここにいるんですか」
「その大剣は俺が回収する。悪いがそこをあけてくれるか」
「……」
使命感に駆られてここまでやってきた結果として、自分で処理することなく帰るのはどこかシャクだ。
だが、このヒトであれば、信用もおける。それにその方が安全だ。私は無言で道を開けると、そのまま小部屋から出る。
「なんで扉を?」
「俺が来ていることを知られたくない。ここまでは隠密を使ってきた」
その言葉にため息を吐きながら背中を向けて扉に手をかける。
「その剣、あとはお願いしますね」
「ああ。任せろ」
私はそれだけ言うとそのまま倉庫街をも後にした。
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赤竜の最期を看取った俺は黒剣を鞘に納めると、代わりに右腰の剣を引き抜き、赤竜の腹へと刺す。逆手持ちで剣に力を込めていくと、剣を介して竜の生命エネルギーである【竜命力】を吸収する。
一通り吸収し終えると完全に干からびた赤竜の亡骸から剣を抜いて鞘に戻す。竜命力を吸収することで激しい頭痛が俺を襲う。それに耐えながらゆっくりと旋回しながら降りてくるトロンを待つ。
「おにいちゃんありがとー!」
「ありがとー!」
そんな近所の子供の声に手を振り、苦笑いで答えながらちょうど降りてきたトロンに乗る。乗り込みながらライトに電話をつなげる。
「やぁ」
『………やぁ』
「終わったのだよ、ね」
『………ああ。近くの師団を向かわせるよ』
「よろしく頼むよ、キミ」
『……誰だお前』
「ゼクルさまだよ」
『ダマレカス鉱石』
「わかる」
『何が』
その言葉と同時に一方的に電話は切られた。なんでや。おかしいやろ。なんも変なところなかったで。
「キ、キレそう……」
キレそうだ…キレそうだわ…!
そんな感情になりながらトロンの背中で風を感じる。ちらりと見ると、地上は木は色づいている。その地上に広がる景色を見ながら思い返す。
そういえば、アルヴァーン戦争のとき、カトラスは根城を構えたはずだ。それがこの近くにあったはずだ。
「レナ?」
『何?』
「今からカトラスが昔使っていた根城に向かってみる」
『了解。着いたら飛ぶ』
「ありがとう」
俺はレナにそう答えると、トロンに大体の方向を教えてターンしてもらう。しかしレナは魔剣の回収に行っていたはずで、だからこそ俺はテレポートではなくトロンで移動していたわけなのだが。
「もう終わったのか」
魔剣回収の途中ならば、飛ぶとは言わないだろう。飛ぶとはレナ本人が隣にテレポートしてきて現地に行くという意味だ。
レナの筋力であの魔剣を簡単に回収できるのだろうか。とも思ったがすぐに思い直す。
彼女には魔法という便利なものがあるではないか。
五分ほどのち。インビジブル北八区の郊外に着陸した俺とその横にテレポートしてきたレナは、少し離れた場所から徒歩でその小さい要塞の目の前までくる。周辺に他の建物は見えない。そこに突如現れたのは赤茶色のレンガで造られた要塞。規模は小さめだがしっかりした作りなのが見て取れる。入口は川を渡る橋のみ。この橋を2人で渡る。
「行くぞ。レナ」
「格闘しろってか。いいよ」
そういいながら要塞の目の前まで来た。俺とレナ2人とも索敵能力を有しているため、要塞内にかなりの人数がいることをすでに把握している。中心に一人、強力な気配を感じる。
「行くぞ、相棒」
「頼りにしてるぜ、相棒」
拳をぶつけてから腰を落とす。レナは微笑みながら杖を前に掲げる。異変を感じた敵が要塞から飛び出てくるが、もう遅い。
一瞬で轟音を出しながら地上を飛び出した俺と。
高速で疾風を斬りながら空中を駆けだしたレナに。
奴らはもう追いつけない。
高速飛行するレナが火炎を振りまきながら先行し、その後ろを敵を斬りながら走る。建物内に侵入しながら、最短距離で強大な気配の元へと向かう。
「レナ!」
「あいよッ!」
そういいながらレナの杖が背中に回され、相手の攻撃を防御する。そのまま振り向きながら右足をまっすぐ持ち上げて、前へと勢いよく突き出す。レナの属性使いとしての筋力強化によって、普通の魔法使いでは出ない威力のキックが撃ち出され、相手を大きく吹き飛ばす。
途中まで無理やりに突破しながら走って要塞内を進む。レナは全く疲労している様子はない。そろそろスピードを上げるタイミングだ。
「レナ!」
「…っ……何!?」
「スピードブースト!」
「うらっ……」
レナが氷結魔法【フリーズIV】を放ち、敵を行動阻止してからこちらに杖を向ける。その杖が光った瞬間に身体が一気に軽くなる。
「……ちゃんとついて来いよ…レナ!」
「飛ばしすぎるなよ~」
軽口を交わしてから属性を解放する。風を切るように高速で敵の間を走り抜ける。走り抜けながら風が敵を斬りつけていくようだ。その少し後方をレナが飛行して追いかけてくる。にやりと笑いながら俺は加速する。後ろにちらりと視線を送るとレナも頬を歪ませながら加速する。
何度か曲がりくねった先で大扉が見えた。勢いに任せてその目の前に迫る大扉を蹴り飛ばす。中に飛び込んで静止する。レナもすぐに到着すると、静かに着陸する。その部屋の反対側。悠然と座っているのは、大剣を持つ男。間違いない、カトラスだ。
カトラスのそばでは数人の属性使いが構えている。奴が炎を出しながら、床に刺さった大剣を片手で引き抜く。立ち上がりながら大剣を背中に担いだカトラスは、俺たちを見つめてゆっくりとしゃべり始める。
「待ってたぜェ…伝説の剣士ィ……」
「……俺は待ってねぇんだけどな」
「…私も待ってないな。聞かれてないけど」
カトラスを煽るように言い放って杖を地面に立てるように持ち直すレナ。
俺はそのレナの前で白銀の剣を握りしめた。その瞬間にカトラスの部下たちが動いた。四方八方から一気に距離を詰めてくる属性使いたちは、全員が近接武器だ。その中で風と炎の攻撃が飛んできたのを見て咄嗟に風攻撃の方向へと回避する。そのまま剣を水平に構えて、攻撃をガードする。風によってスピードと重さを強化された斧が剣に上からぶつけられる。その一撃に強い衝撃が両手に伝わってくる。それを右に滑らせて身体を捻る。相手の後方に回り込み、右手の剣を背中に叩き込む。後ろでは俺を模した魔力体が雷を迸らせながら敵を薙いでいる。レナは高速移動を使いながら杖を使って向かってくる敵をいなしている。近接格闘を教えたのは俺だ。魔法職とは言え、接近されることが多いと踏んでだ。まぁ、あれは自分から接近戦を選んでいるような気がするのだが。
周りの属性使いを高ペースで無力化した俺は、カトラスに向けて叫ぶ。
「勝負だ……カトラスッ!」
「……お前を殺す!」
以前とは違い、俺は全力でカトラスに攻撃を仕掛けに行った。左から木々を薙ぐかのような勢いで飛んできた斬撃を、その上を転がるように受け流す。受け流し終わり、地面に落ちながら右手の剣をまっすぐに打ち抜くが、拳半分届かない。右から大剣が戻ってくる気配を感じ、すぐさま右手を引き戻しつつ、流れるように右方向への防御姿勢を整える。だがいかんせん威力が強すぎる。さらに炎を纏った大剣はガード状態でも威力を押さえきれず、軽く身体が浮き上がり飛ばされる。その勢いを利用して空中を大きく飛ぶと、カトラスの追撃が目に写る。身体を捻って走りこむと、ちょうどよく開いていた扉の中に飛び込む。
扉の向こう側は要塞の外。天井はあれど柱が並ぶのみの場所だった。俺は踵を返すとすでに迫ってきていた大剣を右に躱す。俺も反撃として左から剣を飛ばすが、素早く振り戻された大剣に弾かれる。
一撃が重い。片手剣で受けるのにも限界はある。そう考えた瞬間に無意識に迎撃した剣が大剣と鍔迫り合いになった。
「お前、弱くなったか?」
「……どうだろうな」
カトラスは俺のその返事が気に食わない様子だ。
「全剣天王なんて呼ばれて、もっと強えと思ってたが、俺の勘違いだったか」
「お前もまだ何もわかっちゃいない」
俺のその答えにカトラスはにやりと笑うと一瞬だけ剣を引き戻すと思い切り力を込めても一度ぶつけてきた。その衝撃に耐えることなどできず、体勢が崩れる。体制を整えようとしたとき、すでにカトラスは俺の後ろにいた。
炎を纏った大剣が背中に鋭さをもって叩きつけられ、その衝撃で飛んだ俺の身体は古くなっていた要塞の壁を破壊して通り抜けた。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ゼクルがカトラスと戦い始めてからというもの、私は周囲の属性使いが向かってくるこの部屋で迎撃を繰り返していた。魔力体に集中力という概念はないが、私にはある。しばらく戦い続けていたせいで、そろそろ思考が鈍くなってきている気がする。その時、後ろから轟音が聞こえた。思わず振り返ると、壁を破壊しながら飛び込んできたのはゼクルの影。しかしその体勢はやられた時のそれだ。
「まさか…」
床に転がったゼクルの身体から、青い光が放たれて、散った。
一撃。一撃でゼクルをコアブレイクするなんて。ここまでとは思っていなかった。外から戻ってきた時間的に一撃しか喰らっていないように思う。もし2撃喰らっていたとしても、それでもあり得ない攻撃力。
撤退か。いや、そもそもこの状態でゼクルを連れて撤退する方法があるのか。何もいい案など思いつかず、どうするにしてもこの周辺の属性使いを倒すほかに、今やるべきことがないと結論づける。範囲魔法ゼロフロストで周辺一帯を氷漬けにすると、向かってきていた属性使いが軒並み飲み込まれているのを見てからカトラスがいる方向へと向きなおる。少しずつこちらへと歩み寄るカトラス。
あの大剣の攻撃を避けるなら簡単かもしれない。だが、ゼクルを連れた状態で回避できるかと言えば不安が残る。何せゼクルが命中した攻撃がある。しかし、ここである程度やりあわないと、ゼクルは助けられない。
その時声が聞こえた。
「手を……出すな…」
「あ?」
「……その子に……手を出すな…!」
ゼクルだった。コアブレイクされたはずのゼクルが起き上がって、右手の神龍剣をこちらに向けている。
「ゼクル…!?」
思わず声が少し上ずる。ゼクルの事を見つめる。そして気付く。ゼクルの左眼の青。
「テメェ……どうやって立ってる」
「まだ戦える…ってぇ事だよ」
そう言いながらゼクルは右腕を上にあげて。声高らかに言い放った。
「【完全武装】!」
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