第100話

第100話 説明

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ジャンヌ:騎士団長

フィスト:近衛兵長

サリー:魔法使い

マリン:海の冒険者

ブラド:吸血鬼の姫

ローズ:貴族令嬢

キャッツ:トレジャーハンター

マリア:シスター

リーフ:エルフ

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アウル「リーフとやら。君の真摯な謝罪にはこちらも応えよう。城は確かに被害があったが、けが人はひとりも出なかったよ」


リーフ「え!?そ、そうなんですか?」


サリー「……よかったぁ」


マリア「……でも、本当かしら?」


マリン「あのサイズの砲弾が着弾して、けが人ゼロ?」


キャッツ「たまたま誰もいなかったんじゃないの~?」


リーフは見ていました。

目の前に立つアウルの目が、一瞬、キャッツの方へ移って、すぐに戻ったのを。


リーフ「あの……けが人がいなかったことは、失礼かもしれませんが、とても嬉しく思います。私たちの乗った砲弾は、本来この国の端っこに乗るはずだったんですが、手違いで城に突っ込んでしまって……本当にごめんなさい」


アウル「手違い?」


リーフ「ええ、ドワーフの長・ボルカノ様の話では、この空中都市の端に、乗り上げる形で着弾する、と」


ブラド「リーフすごいじゃん、堂々と説明して」


ジャンヌ「ね?ちゃんと私たちの代表をしてくれてる」


アウル「なるほどな、そちらに過失はないということだな。今の話が本当なら」


リーフ「!?待ってください!本当です!」


アウル「落ち着きなさい。今ドワーフどもの里に使いを出したところだ。10分もあれば、事情を聞いて戻ってくるだろう」


フィスト「そっか、飛んで行けるんだ」


アウル「ことの真偽がはっきりするまでは、しばらく待っていてもらうよ」


アウルが9人に背を向けました。


リーフ「あ!待ってください!」


アウルは構わず歩き始めました。


リーフ「オーブに……変わったところは?光っていませんか?」


アウルが動かしたばかりの足を止め、振り返りました。


アウル「…………なんだって?」


リーフ「あの、私たち……世界中のオーブを集めなければならないんです」


リーフはこれまでのいきさつを語り始めました。

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