第9話オーク狩りのその後




オークの1件でバーラーのギルドで更に有名に成ってしまった。


あの時に【5.56mm機関銃 MINIMI】を240万円で購入。

全 長 1.038mm

銃身長 465mm

重 量 約6.9kg

作動方式 ガス圧作動式

給弾方式 弾倉(30発)|リンクベルト(200発)

発射速度 750~1000発/分

有効射程 約1000m

初 速 約925m/秒

製 造 住友重機械工業(ライセンス生産)


面白いぐらいにオークが倒せて、オークの砦を落とした。

頑丈な正門が、機関銃の連射で呆気なく破壊。

そこから出てくるオークをバラバラ・・・バラバラバラバラと、出てくると撃ち殺していた。

山積みになった死体は、手榴弾の爆破で撤去。

撃ちながら入りオーク見ると、銃身を向けて撃ちまくる。


バレイ領主も騎士団の派遣を見送った程の砦が、機関銃の前では抵抗できずに2時間足らず終了。

倒した数3935体で魔石を加算して金額は39350万円。


金が一気に増えたので【四輪小型バギー125cc】174523円を購入。

右耳3935枚が入った麻袋を荷台に括り付けて運んだ。

バーラーの町手前で、バギーは収納してワゴンで運んだ。


ギルドに麻袋を持って行くと、ギルドマスターのザンクスに問答無用に連れられた。

行き先は執行官邸宅。門番と何やら話して部屋へ案内されてしばらく待ち続ける。


我が家よりいい部屋で周りの貴重な家具を見てたが、メガネを掛けた初老の男性と若い男性が入ってきた。

ザンクスさんが立ち上がったので、俺も立ち上がる。


「どうもオルド執行官、忙しい所をお邪魔します」


「前置きはいい、要件を言ってくれ」


「このトニーが、オークの砦を落としたそうです」


「そんなバカな!」


「静かにしなさいジニー」


「すいませんでした」


「いま執事の方に証拠の右耳を渡しています」


コンコンとドアにノックの音が、


「入いれ」


「失礼します。確かにオークの右耳3935枚有ります」


「本当に、わたしも見てきます」


そう言って若い男性は急いで出て行った。

本当は俺もここから出て行きたいが、そう言う訳にもいかないだろう。


「早速ですが砦の確認は、ギルドでやっておいた方が良いでしょうか?」


「こちらから1名付けたい。いいかね」


「もちろんです。それでは明日の朝1番での出発でよろしいですか?」


「そうだなそれで良いだろう、確認後早馬で知らせてくれ」


「分かりました準備がありので失礼します」


頭を下げたので俺も下げる。

俺ってここに来る必要ってあったのか?一言も話していないぞ。


帰る途中の会話でザンクスさんのことが理解出来た。

なんでもギルドマスターのザンクスさんは、肉屋のサンクスおじさんの兄だった。

それを聞いた途端に親しみがわいてきた。


そしてその調査隊に俺も同行させられる羽目になった。

又行くのかと諦めモードで我が家に帰るしかなかった。




暗い内に起き上がり、行きたくないなと思いながらバーラーの正門にやって来た。

ザンクスさんは既にいて、荷馬車1台と馬数頭が待機。


「待たせて申し訳ありません」


「いや、執行官の方の人間がまだ来ていないから大丈夫だ」


「そうでしたか?」


「荷馬車のあきスペースに座ってくれ」


言われるまま荷馬車に潜り込み荷物を整理して、寝れるぐらいのスペースを空けて寝転ぶ。

しばらくして何やら声がすると荷馬車が動き出した。


結構上下に揺れ、腰あたりが痛くなったのでビーズクッションを取り出して下にひく。

これで上下の揺れも緩和され寝れそうだ。


小便休憩以外は止まらず進むみたいで、昼は固いパンを馬上で食べている。

走るスピードも一般より速く走っていて急いでことは何となく分かった。

到着したので腕時計を見ると15時11分。

バギーならもっと速いく来れただろう。


「なんだ、このオークは体中穴だらけだ」


「これなんか、体がバラバラになっているぞ」


「死体の数を確りと数えろ」


「全部、魔石と右耳が取られているな」


「綺麗な胆のうも有るぞ。これって取ってもいいのか?」


「ザンクスさんどうなんですか?」


「トニーはどうなんだ」


「興味もないので取ってもいいと思います」


「好きなように取っても良いぞーー」


「それはありがたい」


胆のう取りに勤しむ人達を見ている男が、ザンクスさんに近づき囁いている。

頷くザンクスさん。


「スコットこの手紙を持って執行官に現状を知らせろ」


「分かりました」


そう言って1頭の馬を引き連れて走り出した。

そろそろ潮時かなと判断した俺。

俺はザンクスさんの所へ行き小声で話した。


「もう用が無ければ帰りたいのですが?」


「お前、馬が無いのに如何するのだ」


「この足で走って帰ります」


「この倒し方を言う積もりは無いみたいだな」


「それは命に係わるので言えません」


「そうか、好きにするといい。それからオークの報酬はまだだったな10日後に来てくれ、バレイ領主から特別に報酬が貰えるかも知れないぞ」


「配下になる事だけは、お断りします。今が本当に楽しいので」


「楽しいのか?・・・」


頭を下げて急いで走り出す。


途中でバギーを出し、我が家に向かって走り出す。



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