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  • 忌まわしきものへの応援コメント

    独善的な愛でも、その美しさが胸に迫りました。善か悪かという物差しでは測れない関係が唯一無二で、魅了されてしまいます。
    ハンスはその命を終える瞬間まで、真実を知る機会はないのだろうと思うと悲しくもあり、しかし、ほっとする気持ちもありました。トラウマを忘れられているのは、ある意味幸せだと思います。
    ジェシカの愛情は、確かに歪んでいるのでしょう。しかし、その深い愛情は、本物だと信じたいです。

    作者からの返信

    真実を知ることが必ずしも幸せとは限りません。
    死ぬまで知らないなら存在しないのも一緒です。
    愛は究極的には身勝手なもの。
    私もジェシカの愛は本物だと思います。

  • 忌まわしきものへの応援コメント

    最初にハンスが夕焼けを見たことがないとあって、その理由が最後に明かされる。
    タイトルの忌まわしきものは、そういう意味だったのですね。

    彼はこのまま何も思い出さないまま、ジェシカに仕えていくのでしょうか。それとも、いずれは明らかになってしまうのか……。その後が気になるお話でした。

    作者からの返信

    はい。
    夕焼けが記憶を取り戻してしまうかもしれないトリガーになり得る忌まわしきものです。

    ハンスがこのままなのか、記憶を取り戻すのか。
    どっちでしょうねえ。

  • 忌まわしきものへの応援コメント

    困った。人は厄介だ。何もかもを欲しがり、手に入れられなければ怒り狂う。手に入れる過程が味わいたいだけで、手に入ってしまえばすぐに興味をなくす。だから人を使役するには欲望を根こそぎ奪わねばならない。私はそれを心底理解していたつもりだったのに、一抹の罪悪感が子供を拾わせた。そうして今、その罪悪感から芽を出したものが私を侵食する。私はこの子供に尊敬され続けたい。この子供に愛されたい。その願いは日増しに大きくなる。記憶を取り戻しそうな子供に魔法をかける。その澄んだ瞳が、また少し濁る。私の心の罪悪感が、また少し私を狂気に向かわせる。

    ラストの終わり方がとても良かったです。魔女ジェシカの心境、想像が止みません。切望? 哀愁? 諦め? 僕は「罪を感じつつも堕ちていく自分を止められない」が好みです。勢いで二次創作してしまった(勝手にすいません!)。

    こんな風に読み手に想像の余地を残す作品はとてもいいですね! なんか、いい映画を見終わった後の帰り道に色々想像してしまう、そんな感じと似てました。楽しかったです!

    作者からの返信

    分かっていて自ら堕ちていく感覚はいいですね。
    人の因果は甘露です。

    いずれ破綻するし、その先延ばしでしかないのですが、それでもそうせざるを得ないジェシカを愚かだとは思えません。

  • 忌まわしきものへの応援コメント

    やっぱり茜色だと、ちょっと夕焼けという感じですかね。昏い感じの。
    車田正美先生に「あかね色の風」なる作品がありまして、うん、何だか残酷味に溢れていました……よりによって新撰組を描いているので。

    それはさておき、ハンスと魔女。
    一体ここからどうやって茜色へと持って行くのかな……と思いきや、夕焼け。
    赤、紅、茜……と、血と炎と日没と……昏い感じですね。
    ハンスの茜色した思い出を消すのは、慈悲か、呪縛か……。

    面白かったです。

    ではではノシ

    作者からの返信

    毎度ありがとうございます。

    あの絵柄で新選組ですか。
    確かにぴったりかもしれません。

    魔女と少年は凄惨な情景で出会ってます。
    煤が臭うような描写も考えましたがやめました。

    これは慈愛であり呪縛なんだと思ってます。