第8話 吶喊
突撃!
甲高い声ともに地鳴りのような音がし始めた。鬨の声があがる。遠くから黒い塊がうねりながらこちらに向かってくる。
街中だぞ?
周りを見廻しても誰も吶喊に気がついていない様子。聞こえて、見えているのは私だけ?
ということは攻撃目標は……私?
近づてくる塊をよくよく見てみれば、とても小さな小さな人たちのようである。小さな人たちが相手とはいえこの気迫、この人数。とても勝てる気はしない。
走る。ともかく逃げる。
が、どこまで逃げればいいんだ? 逃げきれるのか?
鬨の声ととに地響きが背後から迫り続ける。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます