第52話 この人痴漢です

「この人痴漢です」


 俺は学園の廊下を歩いていたら、女生徒にいきなりそう言われた。

 俺が前にもみもみした中にこんな女がいたか。

 顔は忘れてもおっぱいの形は覚えている。

 魔力感知して体を測っているから、見間違いはないはずだ。


「ヒー、ロー」

「アイナ、誤解だ。こんな女知らない」


「酷い。私あれから男の人が怖くて外出できないようになったんです」

「俺はお前なんか知らない。で、どうするんだ」

「訴えます」


 見ず知らずの女に痴漢で訴えられた。


「見ろよ。ゴキブリローパーが痴漢だって」

「ほんと懲りない奴だ」


「何かの間違いよ」

「アイナさん、いい加減に目を覚まして下さい」


「ヒロ、あんな女やっつけちゃって。お礼は例の奴を約束するから」


 やった、エッチ1回がかかっている。

 頑張らないと。


 裁判はやはり講堂で行われた。

 学園長が裁判長でやるのは前と同じだ。

 傍聴人の一番いい席に、階級突破クラブのガイとヘクターが座っている。

 これは奴らが仕組んだのか。

 来るなら堂々と来やがれ。

 色魔教団の方がいさぎよかったぞ。


「では裁判を始めます。被害者側から意見を述べて下さい」

「ゴキブリローパーはマッサージと称して私の体を触りました」

「意義あり。女生徒のマッサージはアイナが担当してます。ありえません」


「いやらしい事をするのに、女性を同席するはずがありません。アイナさんに用事を言いつけて事に及んだと思われます」

「その証拠は」

「ありませんが、用事を言いつける事は、あり得ると申しておきます」


「被告人。何か反論はありますか」

「私が触ったと言いましたが、どのように」


「私のそのエッチな部分を激しく触りました」

「ほう、激しくね。俺は本気だったと思いますか」

「ええ、本気だったと思います」

「その後はどうしました」

「逃げ出しました」


「ほう、俺の本気を受けて逃げ出したと。では、俺の本気を見せて上げましょう」


 お触り魔法を発動。

 被害者と言っている女生徒の神経に作用する魔力を操って、快感の刺激を送り込んだ。


「はぅ、もうだめ。あああー」


 女生徒は快感の余り失禁して崩れ落ちた。


「試しに逃げて下さい」

「もうだめ。こんなの味わったら、これなしでは生きていけない」

「本当の事を話してくれますね」


 軽く快感を与えた。


「階級突破クラブ会長のガイに頼まれました。はうん」

「裁判長。ご覧の通りです」


「ふむ、嫌疑は晴れたようですね。」


「真犯人のガイをこの場で訴えたい」

「ちっ、学園長。私はこんな女など知らない。女、私とどこで会った」

「会ってません。お金と手紙だけです」

「私を騙った奴がいるようだ。やれやれ、人気者はつらい」


「ではその手紙は保安部に渡して下さい。調査します。これにて閉廷します」


 くそう、ガイの奴、上手く逃げやがって。

 だが、今回の裁判の噂が広まれば、聴衆の前で絶頂して失禁したがる女生徒はいないだろう。

 同じ手はもう使えないはずだ。


「ヒロ、やりすぎ。あの女生徒はあんたのパートナーになるって言いだすわよ」

「その時は」


「好きです。付き合って下さい」

「ほらね」


 アイナの目つきがきつい。

 ここは一時退却だな。


「トニアと言う女生徒がいるから、彼女に百合の花園というクラブに入れてもらうと良い。それでも満足できなかったら考えよう」

「本当ですか。行ってみます」


「上手く押し付けたわね」


 まだ、アイナの目つきが怖い。


「じゃ、約束のご褒美だ」


 アイナをマッサージ屋に連れ込んだ。

 今回は何しよう。

 女体盛りを一回やって見たかったんだよな。

 刺身はないから、クリームとフルーツで代用しよう。


「全裸になってクリームとフルーツで大事な所を隠してくれるか」

「何言ってんの。そんなの恥ずかし過ぎる」


「仕方ない水着でいいよ」


 水着にクリームとフルーツでトッピングした。

 幻影魔法を掛けて全裸にする。


「さて、どこから食べようかな。ここかな」

「はうん。そんなとこ突かないで」


※済まない、ここから先は自主規制なんだな。


 うん、水着の上からでも感じるんだな。

 突いたりナメナメしたりを充分堪能した。

 女体盛りは食に対する冒涜だけど、性欲に関するところでは最高だな。

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