第38話 エッチな訓練
学園に急いで戻り、モーラをマッサージ用の寝台に横たえる。
今日のプレイはどうしよう。
神経に直接快感を送り込む事はできるんだが、楽しくないんだよな。
ピンクのライトを点ける。
これは、魔道具で作ってもらった。
なんとなくピンクのライトはエロい。
「変わった光ですわね」
「ムードあるだろ」
「ええ、煽情的な気分になりますわ」
「今までやったプレイでどれが気持ち良かった?」
「振動の手は凄いと思いましたわ。その気にならない人もあれなら」
「貴族はそういうのをどう解決してるんだ」
「もっぱらポーションですわね」
「そうか、俺もそっちの方も開拓してみるか。せっかく調合魔法があるんだしな」
「金策にはもってこいですね」
「さて、そろそろやるか」
「お手柔らかに」
「今日は三枚舌だ。なめなめ三ヶ所責めだ」
「三人にされてるみたいですわ。あっ」
※済まない、ここから先は自主規制なんだな。
貴族御用達のその気にさせるポーションねぇ。
学園の図書室で本を読むと、作り方と効用が載っていた。
男性用はもっぱらバイアグラの類だ。
女性用は媚薬だな。
俺が作るのなら、女性用に理想の体型を生み出すポーションだな。
腹周りの脂肪を減らして、その分を胸とかお尻につける。
秘孔魔法でなら実現可能かもしれないが、ポーションで作るのは難しいな
その他だと汗だくになるポーションとかとうだろう。
ヌード写真には水滴を付けたなんてのがある。
人によっては刺さるのではではないか。
発汗のポーションは出来そうだ。
老廃物も排出して健康によさそうだが、一から作るのは難しい。
そういえばモーラが振動する手は良かったと言っていたな。
ポーションでは難しいが魔道具ならな。
でもバイブを作りたいって訳じゃない。
「エッチな顔で難しい顔をしてるのね」
アイナが来て俺にそう言った。
「なんでここに居るのが分かった?」
「モーラに図書室に行くと言ったでしょ」
「そうか。アイナは俺とのプレイでどれが気持ち良かった」
「何を言うのよ。恥ずかしくって言えないわ」
「振動する手か、舐め舐めか」
「馬鹿」
頭を軽く叩かれた。
リサーチは難しいな。
「あなたが勝手に気持ちよくなりなさいよ」
おおっ、アイナの一言で電撃が走った。
そうだな、やってみるか。
寮の部屋で全裸になり、ベットに座って、座禅を組む。
そよ風でおっぱいとあそこを作り出して、幻影魔法でアイナの裸を重ねる。
空気嫁の完成だ。
瞑想に入る。
空気嫁と合体。
色魔教団によれば交合するとランクと魔力の溜まりが早いんだそうだ。
立川流みたいな物だと思う。
空気嫁と俺との魔力を股間を通し循環させる。
こんなでいいのかな。
確か、立川流では精を放つと失敗と聞いた。
股間のパオーンは元気で何か魔神でも出現しそうだ。
こんな訓練でも役に立つのかな。
幻影魔法の空気嫁との合体は楽しい。
なにせ内臓の構造も魔力感知で分かるんだからな。
あそこの再現度はなかなかのものだと自負している。
食事も忘れ空気嫁とつながったまま過ごす。
魔法の魔力の流れがスムーズになった気がする。
ますます空気嫁の再現度が上がる。
楽しくなって逝きそうだ。
快楽結界を俺に掛けたいところだが、人除けの結界の効力は術者には及ばない。
よし、俺の快感を高めるように秘孔魔法で魔力を調整しよう。
うぎぎっ、逝きそうだが、我慢だ。
魔力の循環の速度が上がる。
ノックの音がする。
「ヒロ、いるんでしょ。もしかしてこの間の事怒ったの。勝手に気持ちよくなれなんて言ってごめん」
アイナの実物を魔力感知で捉えて、空気嫁の再現度が上がる。
「うぎぎぎっ」
「どうしたの。病気なの」
俺は限界を超えたような気がした。
何の限界を超えたのかは分からないが、確かに何かを超えた。
交合を止めて慌てて衣服を身に着ける。
鍵を開け扉を開けた。
「きゃ」
アイナの視線は俺の股間に釘付けだ。
「まあそのなんだ。訓練中」
「何の訓練なのよ」
「言ってもいいのか」
「いえ、いいわ。大体想像がつく。私の事を考えてそうなったのよね」
「顔に出てたか」
「うん」
アイナの顔は真っ赤だ。
「ところで、いま何日だ」
「21日」
「二日もやってたのか。心配をかけたな。明日から普通にするから」
「そうして」
気になったので、鑑定石で確認してみたがランクは変わらない。
余白も増えていない。
なんだろう。
何の限界を超えたんだ。
分からないが、分かったのは空気嫁が楽しい。
空き時間の楽しみが増えた。
これだけでも収穫だ。
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