境界のフェアリー chapter2-2
☆
悪役であるリリーが階段から落ちて、何故か私がすごい責められた。何もかも上手く話が進まないから、最初から、いや、石を集めた後辺りからロードし直したい。
どこでセーブしたとか記憶にないけど、灰色ナビなら、それくらいやってくれてるよね。
だから出来るのか確認しに、いつもの境会を訪ねようと森を進んだら、なかなか目的地には簡単には着かない。
イライラするわ。マジで。
本当に疲れるくらい森を進んだ。そしたらようやく出てきた境会。
(こんなに遠かった?)
日が暮れるかと思ったよ。
疲れてるから、いつもより扉が重い。この疲労感と苛立ちを、あの灰色マントナビに、絶対クレームつける。
ーーバタン!!
『え?』
大きな音で閉まった扉を振り返って、前を向く。
『なにこれ、』
いつものお出迎えマントたちは居なく、室内でもなく、目の前には広がる緑の森の中。
もう一度振り向くと、どこかで見たことのあるボロい教会がぽつん。
これって、私が不思議な色の猫を追いかけて、扉を開けたあの教会じゃない?
直ぐに扉を開いたけど、中はボロボロの廃屋で、何回扉を開いても、それは全然変わらなくて。
普通に家に帰ったら、ちょっとだけ帰宅時間が遅い程度で。
制服も髪の長さも全然前と変わってなくて、まるで夢見てただけみたい。
あの後、何度も何度もあの猫を探したけれど、全然見つけられなかった。
☆☆☆☆☆☆
帰宅end
☆☆☆☆☆☆
進んだところから始められる、
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