バス停の傍で見たものは

バス停の傍で見たものは

著者:赤伊 正広 様

作品url(https://kakuyomu.jp/works/1177354054954471679


 半ばまでは大変甘酸っぱい、かわいい恋愛小説です。ホラー小説の募集に名乗りを上げた小説でなく、先入観をなしに読んだら、このまま恋愛もの、あるいはおちゃめなラブコメに舵を切っていくのか。なんて先を予測してわくわくしてしまいそうです。顔も見えない名前も知らない女の子を好きになってしまった主人公の純情さ、なかなか声をかけられずいつも見送るだけの引っ込み思案なところなどかわいいではありませんか。応援したくなる主人公です。短い小説でありながら、彼が彼女に告白すると決意するシーンでは思わず「頑張って!」と励ましてしまいました。ここまでは全然ホラー小説ではないですね。

 しかし彼の決意はしないほうがよかったものかもしれません。だんだん彼の周囲に、もっと言うと彼と彼女の周囲の謎の現象が発生しだします。その現象を読んだ読者の多くは私と同じように「こっちが幽霊なんだ」と思うのでしょう。ぜひ気持ちよく騙されてください。前半のかわいらしさも相まって、私、この話とっても好きです。

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