第53話 王都で○吐です。

※今日からしばらく1日3話投稿です。


回る〜♫ 回るよ〜♫ せかい〜は回る〜♫

ワインと〜エールを〜くりかえ〜し♫

今日は〜倒れた〜飲み〜仲間たち〜も♫

生まれ変わって〜飲みはじめ〜るよ♫


こんばんは。

世界が回っている? いや、僕が世界を回している!!っと、酔った勢いで断言する男。

元王子ことユーラです。


王城に誘われるのと同時に始まった宴席。

あれ? 国王との正式な面会は?

ガーラン王国の貴族達に睨まれ小言を言われるお決まりは?


え、あ? あぁ、明日ですか………っで、今日は宴席。


こんなに飲んで大丈夫なんですか?

多分ダメ? いやなら止めてくださいよ!!


とりあえず、ヘテさんへツッコミを入れておく。


なんというか……実家の王家より、とってもフランクなガーラン王国の王家の皆さん。

差し入れた果物を美味しそうに食べながら、グビグビと飲んでる。

その周りの貴族さん達も同様。

笑顔が溢れているから、良いことなのかな?


緊張してた僕がバカみたいだ……とほほほ。


そんなこんなで宴席は続き………出だしの歌の通り、死屍累々っとなったのである。

この国の人……本当にお酒が好きなんだね。

最後の方……護衛の兵士も混じってたし……(笑)


吐くならトイレ行ってくださいね。


あっ…………それから桜花さん。流石に王様のお腹をペシペシ叩くのは……ダメだと思うぞ………。


いつのまにか酔っ払った桜花さん。

姿が、ちんちくr………幼女だから、背徳感が半端ない。

そんな幼女に、出っぱったお腹を叩かれて「がははははは」っと笑っている王様は……やはり大物なのだろう。


▼▼▼


翌日、改めて王家の皆様と玉座の間で拝謁。


そんな空気じゃ無いよね……みんな昨日の宴席で会ってるし……全員顔色悪いし……。

第一王女……あからさまに顔顰めてるし……美人が台無し……。


両サイドに並んでいる貴族からは、「ウップ!」ってあからさまに吐きそうな人までいる。


そんな中、「よくぞまいられた。そなたが『忘れられたオアシス』を見事開拓したユーラか。」ってされても……笑いそうになって、二日酔いで痛い頭が余計に痛むってものだ。


とりあえず、形式だけの挨拶を済まして今後の話。


昨日ヘテさんに言われた通り、『忘れられたオアシス』の開拓とマルクス王国との和平成功の功績を称えてもらえることになった。


報告が一昨日だった為、まだ褒美は正式に決まっていないが、『忘れられたオアシス』の所有権? 統治権? を貰えるみたいだ。

ただ、面倒なのが……爵位を与えられるかも………。


この国でオアシスの殆どが貴族によって統治されている。

最果ての誰もが手を出していなかったオアシスだとしても、統治するなら爵位を持った者をとそれは他と同じことらしい。


そこら辺の調整には時間がかかる為、『常夜の森』の帰りにでもまた王都へ寄ってくれと言われた。


▼▼▼


それから4日後。

再度準備が終わり『常夜の森』へ出発することになる。


建前……

あまり長居を知ると、王都の外にできた森林公園が観光地になってしまうからだ。


………うん。

トレントさん達がどこへ行っても人気なのは僕としても鼻が高い。

けど、やっぱり木の実、果物を奪いにきて撃沈する悪い人が続出しるし、観光客が多すぎてトレントさん達が移動できない。


っで、本音……

ルーディアさんの視線が痛い。

『はよ! はよ! 行こ! もう目の前!』っていう視線がずっと突き刺さってくる。

助けてもらう手前、大々的に言ってはこないが……目が語りまくっている。

このまま放置したら、後ろから刺されそう………。


なので出発。

『常夜の森』の案件が終わって、また来た時に王都は楽しむことになったのだった。


いよいよ……『常夜の森』なのである。



《備考》

旅生活 30日目(オアシス生活168日目)

※追放から186日

・『常夜の森』派遣隊

   ▶︎ユーラ

   ▶︎桜花さん

   ▶︎ルーディアさん

   ▶︎ミミリー商隊 12人


・『忘れられたオアシス』住人

   ▶︎フクロウ族 9人


・植林の内訳

  合計植林 1027本(1027/1280)40

  【派遣隊】合計247本

   ▶︎桜     1本 ▶︎梨   25本

   ▶︎桃     25本 ▶︎山椒   25本

   ▶︎茶の木   25本 ▶︎柚子   25本

   ▶︎ナツメグ  25本

   ▶︎オリーブ  25本

   ▶︎シナモン  25本

   ▶︎ハナミズキ 46本


  【忘れられたオアシス】合計780本


⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘ ⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘

 いつも読んでいただきありがとうございます。

 少しづつですが修正を入れています。

 今後ともよろしくお願いします。

 この作品を少しでも気に入ってくれましたら、

      ☆☆☆→★★★

 にしていただけると励みになります。

 また、♡、フォローもよろしくです。

             同瀬馬野抱枕

⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘ ⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る