第45話 小物(その2)が来たのです。
おはようございます。
前世で兄弟は大切にと母が言っていましたが、全然そんな気を起こさせない
そんな僕は、元王子のユーラです。
オアシス生活126日目
朝早く、フクロウ族の1人に起こされました。
どうやら、マルクス王国
ウゼェ〜 マジウゼェ〜
あの人、話通じないいんだよね。
さて、どうなるか………。
とりあえず、ガーラン王国の皆さんへ朝食につけてと果物を渡し、マルクス王国使節団の受け入れ準備をするのだった。
▼▼▼
数時間後、やってきました
馬車やラクク車には乗らず、自らラククに乗ってやってきた。
お迎えするのは、僕、桜花さん(人)、ルーディアさん、ミミリーさん、フクロウ族から2人、それとガーラン王国のヘテさん。
使節団が草原に入ると、
補佐官も知った顔だ。
マルクス王国第2王子 パーン と マルクス王国外務補佐官 リューン。
ラククの上から見下ろしてくる2人。
顔がにやついている……。
なんかムカムカしてきた。
トレントさんに殺らせてもいいかな? いいかな?
「これはこれはケビン様」
「もう、ケビンではありません。今はユーラと名乗っています」
「これは失礼。ユーラ殿。出迎えに感謝する」
あからさまに見下してきた。
様から殿になった瞬間、僕の周りが殺気立つ。
人のこと言えないけど………桜花さん(人)の表情が、『殺っていい?』って顔になってる。
駄目だからね。
手、出さないでね。
僕は手を少し上げて皆んなを制した。
ってかさ、ガーラン王国のヘテさんに挨拶するのが先だろうよ。
もしかして、顔を知らないとか?
あぁ……この
そんな僕たちを見渡す2人………あ、リューンが桜花さん(人)を見た瞬間、ガクブルしだした。
やっぱり、彼女が何なのか分かったのだろう。
それに比べて
「生きていたのか。しぶといな」
「久しぶり。パーン………兄さん? まぁ……それだけが取り柄なんで」
「………今回は、よくやったと褒めてやろう!」
「えっと……言ってる意味はわかりません?」
「随分、なめた口をきくようになったじゃねえか。兄に対する敬意ってものが感じない」
「だって、追放されたし。もう、家族じゃないし」
「なら、平民らしく王家の俺を敬えよ」
「いや、他国だし。ここ」
「ぐぬぬぬぬ……生意気な………」
「敬って欲しかったら、王族らしくしなよ。だから、姉さ……第一王女から馬鹿にされるんですよ」
「なっ!! …………」
唸った後黙ってしまった。
まぁ、その方が楽でいいや。
ヘテさんが一歩前へ出て話しかける。
「マルクス王国第2王子パーン様、マルクス王国外務補佐官リューン様。私はガーラン王国宰相補佐ヘテと申します。遠い所おいでくださりありがとうございます。会談は明日になりますゆえ。本日はゆっくりとお休みください」
それに続いて僕も口を開く………内容は昨日ガーラン王国の使節団に行ったことと同じことだ。
「肝心なことなので先に言います。今から野営地へ連れて行きますが、絶対樹木を傷つけないでください。薪が必要なら言ってください。用意しますので………くれぐれも木々を傷つけないでください」
そこまで言うと、踵を返して『防風林』の中へ案内する。
ほんと、頼むから……無事に明日を迎えたい…………。
《備考》
・『忘れられたオアシス』住人
▶︎ユーラ
▶︎桜花さん(人)
▶︎フクロウ族 9人
▶︎ルーディアさん(エルフ)1人
▶︎冒険者 5人
▶︎(仮)ミミリー商隊 12人
▶︎(仮)ガーラン王国使節団 38人
▶︎(仮)マルクス王国使節団 36人
・植林の内訳
オアシス生活126日目
合計植林 689本(689/1280)
▶︎桜 1本 ▶︎りんご 5本
▶︎梨 5本 ▶︎カカオ 5本
▶︎桃 5本 ▶︎茶の木 5本
▶︎柚子 5本 ▶︎みかん 6本
▶︎山椒 5本 ▶︎クローブ 5本
▶︎グミ 5本 ▶︎オリーブ 6本
▶︎ビワ 6本 ▶︎ナツメグ 6本
▶︎アボカド 6本 ▶︎シナモン 6本
▶︎コーヒー 6本
▶︎ナツメヤシ 7本
▶︎アーモンド 6本
▶︎ブルーベリー 6本
▶︎サトウカエデ 6本
▶︎グレープフルーツ 6本
▶︎防風林(ポプラ)
第一陣:130本(完成)
第二陣:140本(完成)
第三陣:180本(完成)
▶︎生垣(セイヨウヒイラギ)90本
▶︎労働力 椚木隊:30
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いつも読んでいただきありがとうございます。
応援、フォロー、ありがとうございます。
【☆☆☆】の評価の方もよろしくお願いします。
同瀬馬野抱枕
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