【1巻発売記念SS】秋のはじめの出来事(2)

 同じ頃、帝都にある高級宿アーネアの一室にて。



「お待ちしておりました。どうぞ中へ」


「中で殿下がお待ちです」



 客室の前に立つ私服の近衛騎士たちにとって、レンはもう顔パスも同然だった。

 彼らに客室へ入るよう促されてから、ドアノブに手を掛けたレン。中に入ると、広い客間の奥に鎮座した机にラディウスの姿が見えた。



 ラディウスの服装だが、レンがはじめて見る姿だった。

 ジャケットは脱いでいたものの、帝国士官学院の制服に身を包んでいる。



「時間通りに来るとは珍しいな」



 決してレンが遅刻したわけではない。



「そう?」


「いつものレンなら、十数分早く到着するからな。別に文句を言ってるわけじゃないぞ。珍しいと思っただけのことだ」


「気にしてないよ。あと今日は、三次試験に必要な参考書を追加注文してきたってだけ」



 レンはそう答えて客室を歩き、中にあったソファに腰を下ろした。

 そんなレンを見たラディウスが「うん?」と、



「三次試験? ああ、二次試験の結果が届いてたんだったな」


「そ。おかげさまでリシア様と一緒に合格したとこ」


「わかりきっていたことだ。二人なら首席合格して不思議じゃない」


「そう言ってくれるのは嬉しいけど、油断したら足を掬われそうだよ」


「何を馬鹿なことを。仮に足を掬われる可能性があるとすれば、もう三次試験だけだ。最終試験に関しては、そもそも受ける必要がないように思える」


「だとしても、俺は全力を尽くすだけかな」



 ラディウスはそれまで手にしていたペンを机に置き、立ち上がった。

 その顔に愉しそうな表情を浮かべている。



「レンらしいな。いまの言葉に宿る美徳は好ましく思う」



 次に彼は「昼食はどうした?」とレンに尋ね、レンは「まだだけど」と答えた。

 するとラディウスはレンが座るソファの傍にあったテーブルに近づいて、そこに置いてあるベルを鳴らす。

 数分もすれば、客室に仕事中でも食べられるような軽食がいくつも運び込まれた。



「届くのが早くない?」


「貴族は時間に追われていることが多い。こうした軽食は手早く運べるようにと、アーネヴェルデ商会で方針を定めている」


「なるほど、なら遠慮なく」



 宿の従業員はラディウスの息が掛かっているから、こうして話していようと安心できるそう。



「それで、この後は?」


「伝えていた通り、エレンディルに向かう。だからレンとはエレンディルで合流するつもりだったのだが、帝都に来ると言っていた理由は参考書のためだったらしいな」



 調査された燃えかすは帝都ではなく、帝都から六時間ほど離れた場所に位置した研究所に運び込まれている。



 それらの話はレンも事前に聞いていた。その研究所はマップには存在したが、足を踏み入れることができなかった場所だから少しワクワクしている。

 ただラディウスが事前に、何らかの情報が得られる線は薄いと言っていた。

 所詮、燃えかすを確かめるだけだからそんな予想は仕方のないことで、レンだって特に気にしていない。



「ついでだ。私がさっき何の仕事をしていたか見せよう」



 するとラディウスは立ち上がり、先ほどまで向かっていた机に戻る。その上に置いてあった書類を手にしてソファに戻った。



「読んでいいぞ」


「あのさ、第三皇子の仕事内容をあっさり見せていいの?」


「それは誤りだ。これは皇族としての仕事ではなく、私が個人的に調べていた話をまとめていたにすぎん。それこそ、ユリシスも関わっていない」


「へぇー……なら遠慮なく拝見しようかな」



 レンは片手に軽食を持ったまま書類を見ようとして、それを改めた。

 さすがに不躾だろうと思ったのだが、



「気にするな。私しか見ておらん」



 ラディウスに砕けた態度でいることを求められ、レンは遠慮なくそう振舞う。

 軽食を片手に持ったまま、テーブルに置いた書類に目を向けた。

 すると、ラディウスは「それでいい」と満足げにちた。



「おぉー……ラディウスが調べてた理由がわかったかも」


「読んでみて、レンはどう思った?」


「調べた結果、何が隠れてるのか気になるかな」


「ふむ。では後でまた教えよう」



 食事を交えながらの話が落ち着いたのは、それから十数分後だった。



「さて、そろそろ出発だ。魔導船に着いたら、私もいい加減着替えたいところだ」


「そうだ。どうして制服姿だったのさ」


「平日だから学院に行っていた。ガルガジアのパーティに参加する者は休んでいたが、私は関係ないからな」



 そりゃそうか、と頷いたレンがラディウスと共に客室を出る。

 二人は秘密裏に馬車に乗り込み、平民にその姿をさらすことなくエレンディルへ向かう。



 そこでも身を隠して民生の魔導船に乗り込んでから、数時間後。

 空の端が茜色の染まり出した頃だ。



「レン、下を見てみろ」



 ラディウスが唐突に言って、レンを窓の外に注目させた。

 二人が居たのは貴族も泊まる豪奢な客室だ。

 当然、二人の部屋はわかれていたけど、空の旅をしながら歓談に勤しんでいたとあって、同じ窓の前に居た。

 レンは窓の外に広がる景色を見下ろした。



「あれってガルガジア?」


「そうだ。レザードたちが宿泊している宿はあれだろう」



 ラディウスが大きな建物に指を向けた。



「あー、確かにあそこが一番の高級宿だったような」


「宿の価格まで調べていたのか?」


「――――まぁ、そんなとこかな」



 適当にはぐらかしたレンはじっとガルガジアを眺めつづけた。

 いま、あの宿で何が起こっているか知らぬままに。

 



 ◇ ◇ ◇ ◇




「……で」



 セーラ・リオハルドが頭を抱えた。

 彼女が宿泊する高級宿の、予約制サロンの中でだった。



「どうしてこんなことになってるのよ!?」



 つづけて喚き声がサロン中に響き渡る。

 だが心配はいらない。このサロンは予約制であると同時に、予約した者たち以外は一切が立ち入れない。たとえ、宿の従業員であってもだ。

 そしてこのサロンの予約状況は、パーティが終わるまでユリシスの名で埋まっている。



「どうしてって、私たちが同じパーティに招待されてたからじゃない」


「ええ……驚かせてしまったことは申し訳ないのですが……」



 セーラの喚きに答えたのは、二人の美姫だ。

 最初に口を開いたリシアと、次に口を開いたフィオナの言葉に、まだ落ち着けていないセーラが繰り返すように言う。



「だ・か・らっ! 顔を合わせたことはいいのっ! あたしが言いたいのは、あの後どうしてか三家一緒に食事をして、娘のあたしたちだけ別の場所でこうして歓談してることよっ!」



 昇降機で顔を合わせた皆がその妙な状況に困惑して間もない。

 その中でもいつも通りだったユリシスの提案で、イグナート家、リオハルド家、それにクラウゼル家の三家は何故か食事の席を共にした。

 ユリシスが予約していた個室で、せっかくだからとその席が設けられたのだ。



(……うちは別として、イグナート家とリオハルド家は色んな思惑があったんでしょうけど)



 リシアが言うようにクラウゼル家がユリシスの誘いを断ることはおろか、用意された席で腹芸をするつもりはない。

 そうも言ってられないのが、残る二家だ。

 互いに派閥が違うことを大前提に、しかしクラウゼル家とは関係を持っている両家にとって、夏に勃発した大時計台の騒動も相まり、牽制の一つや一つをしても不思議じゃない。



(イグナート侯爵もずるい人ね。最初に私たちを誘っちゃえば、リオハルド家がこちらを気にして当然なのに)



 ユリシスにエルクの心情を探る意図があったかどうかは不明だ。

 あれほど飄々と振舞う男だからこそ、緊張するエルクを見て楽しんでいるだけの可能性もあった。

 すべては、ユリシス本人だけが知ることである。

 また、令嬢三人がいま、自分たちの父と別行動をしている理由だが、



『私がサロンを貸し切ってるから、三人はゆっくりお話でもしてくるといいよ!』



 ユリシスが妙に断りづらい提案をしたからである。

 本当に、彼が何を考えているかリシアには理解が及ばなかった。



「別に話をするくらいいいんじゃない? セーラが騒ぎ過ぎなのよ」


「あ、あたしだけなの!? っというか食事の頃から、リシアが落ち着き過ぎなのよ!」


「ええ。わざわざ騒ぎ立てる理由がないもの」



 どうせ騒ぎ立てたところで意味を成さないのだから。

 一方でリシアの言葉から、彼女がフィオナやユリシスと何度か顔を合わせている事実が窺える。

 セーラはすぐにそれがわかった。



 が、それがどうしてなのか、まず大時計台の騒動でどのようなやり取りか交わされていたのかも、食事の席で語られることがなかった。

 当然、リオハルド家当主のエルクもユリシスに直接尋ねる気にならなかった。

 相手はユリシスだ。下手に直接尋ねて面倒な問答になることは避けたい。



 色々なことへの理解を諦めたセーラが息を吐く。

 用意されていたケーキを一口だけ口元に運び、その甘さで心を落ち着かせようと試みる。

 目の前で特に驚く様子もなく言葉を交わす二人を見て、セーラが再び口を開く。



「あたしたちも、お父様たちと同じような話でもしたらいいのかしら」


「どういうこと?」


「お三方があたしたちを退席させた理由のこと。どうせ貴族としての面倒な話もしてるんでしょうけど、例のお金の話、、、、、、のことも話してると思わない?」



 セーラが自信満々に言うも、対してリシアとフィオナは合点がいかない様子で顔を見合わせていた。



「フィオナ様もわからないのですか?」


「ええ。お父様から何か聞いた記憶はありません」



 すると、セーラが二人に説明する。



「今回の大規模な事業の中に、気になるお金の流れがあったそうよ」



 いまの話に興味を抱いたフィオナが尋ねる。



「もう、公的機関の調査もはじまっているのでしょうか?」



 セーラはリシアに対するのと違う、やや硬い態度で、



「恐らくまだかと。本格的に調査がはじまっていたら、パーティどころではないと思いますので」


「なるほど。でしたら、事情を知る方たちで話し合いが進んでいる状況ですね」



 現状、エルクがその情報を握っているということであれば、彼の下で何らかの調査が進んでいるのかもしれない。

 またリシアもフィオナの二人は、ユリシスだって知っているはずだと思った。



「二人が気になるなら、あたし、ちょっとだけ聞いてこようかしら」


「もしかして、三人が歓談してる場所に行くってこと?」


「さ、さすがにまずい……かしら?」



 誰も言葉に出さないが、その場に出向けば奴がいる。

 そう、ユリシス・イグナートが。



 彼が居る場に邪魔することを良しとするか以前の問題として、セーラにそれができるかと言う話だった。

 事実、そのことに気が付いたセーラがへたくそな口笛を吹いて明後日の方向を見る。



 幸いなことに、この微妙な雰囲気は間もなく終わりを迎える。

 十数分が過ぎて、皆の父たちが戻ったところでのことだった。




 ◇ ◇ ◇ ◇




 夕食時にはまだ少し早いというところで、リシアが父の客室へ戻ってから。

 娘たち三人がどのように歓談していたか尋ねてきた父に対し、そつなく答えたリシアが思いだした様子で問いかける。



「お父様は、妙なお金の流れについて聞いておられますか?」


「……誰から聞いた?」


「そう仰るということは、ご存じだったのですね」



 レザードは「やれやれ」と肩をすくめ、リシアにソファへ座るよう促した。自分はその対面に腰を下ろす。



「私も一応、巻き込まれることのないように動いていた。自衛のためにもな」



 レザードがつづける。

 説明のために必要な情報を整理していく。



「まずはじめに、今回の事業の内容について再度説明しよう」



 今回、ガルガジアでは魔導船乗り場の規模が1・5倍に拡張された。

 レザードをはじめとした多くの貴族や商人たちが案や金を出し合って、皆にとって有益な取引をすべく話が進められた。



 ここから離れた別の貴族の領地には魔導船乗り場がなく、それが新設された。

 また、街道整備だって進められて、商人たちが各地へ移動しやすくなるようにも。

 それらの多くがレザードの発案によるもので、今回、ガルガジアの魔導船乗り場が拡張されたのは、各地へ飛ぶ魔導船の便が増えた影響が大きい。



「その際に地ならしをはじめ、大規模な工事がつづいた。必要なる資材だって、山のように注文した」


「そこに不審点があったのですね」


「ああ。今回は数多くの貴族に資産家をはじめ、商会も含め数えきれないほどの人数が関わる大事業となったせいもあるだろうが、ちょっとな」



 レザードは自分と関係のない仕事の中に、気になる点を見つけ出した。

 子爵というまだ下級貴族の一人でありながら、彼はユリシスも認めるほど仕事ができる。

 だからこそ気が付けた、ほんの小さな違和感――――それが、



「ある商会と地権者の間に、不必要な金の流れがあることに気が付いたのだ」


「地権者ですか?」


「ああ。今回、魔導船乗り場の拡張に合わせて街道もいくつか整備し直した。その際、古くからの地権者が持つ山の脇を通りたかったから、一部の土地をガルガジア子爵が買い取ったのだ」



 しかし、話はそれで終わらなかった。



「その後、先ほど私が言った商会と地権者の間で、どうしてか金の授受が行われている。両者の間で土地を売買した様子はないため、違和感がある」


「お金の流れですと、お父様の他にも疑問点を抱く方はいなかったのですか?」


「単純に金を流すならやがてバレるのが常だ。しかし今回は、明らかに隠そうと思っての行動を重ねていた」



 資金源がどこか分かりにくくなるよう、たとえば縁のある機関へ寄付金を贈ったり、値動きの激しい貴金属や、不動産の売買を交えて金が動いた。

 レザードの調べによると、穀物の売買なども用いていたという。

 それこそ、国内外を問わず。



 複雑に複雑に、元手がどこでどのように流れたのか――――

 それらの情報をわざと煩雑に、巧妙に隠していたということ。



「お、お父様はそのようなことまでお分かりになるのですね……」


「おかげさまで、貴族として経験を積ませてもらっているからな。だが別に進んで探りを入れたわけじゃない。私も色々な経験をしてきたから、ちょっと気になる点があると、以前より気が付きやすくなっただけだろう」



 レンが化け物じみた成長をつづけているように、レザードも貴族として力を付けている。

 いまの話からもそれがわかって、リシアは軽やかに微笑んだ。



「商会の名をノーマン商会、、、、、、というのだが、ノーマン商会の規模に合わない金額だった」


「聞いているだけでもキナ臭いお話ですのね」


「だろう? 人知れず裏のある商売でもしているのかもしれん。あるいは、これからしようとしてるのか。いずれ近いうちにちゃんと調査の手が入るだろう」



 もしかしたら、もう入っているのかもしれないが。

 と、レザードは苦笑いを浮かべた。




 ◇ ◇ ◇ ◇




 研究所に足を運んだ帰りに、レンとラディウスの二人は魔導船に戻った。

 今日と明日はこの魔導船に宿泊する。魔導船と言っても、高価な部屋を借りていたため居心地は最高だった。



「所詮、燃えかすだったか」



 ラディウスの客室でその彼がため息を漏らした。

 窓際に置かれた木の丸椅子に座る彼の対面には、対となった椅子に腰を下ろしたレンがいる。



「まぁ……わかってたようなもんだけど」



 穢空のタイラントの素材だが、前から分かっていたように燃えかすだ。

 そこに特別な薬物や魔法が用いられてエレンディルの上空に現れるよう仕組まれていたのなら、何らかの痕跡が残っているはず、との考えから研究機関で調査が進められていた。



 ラディウスには解析というスキルがあるものの、それだけに依存して調査しないなどあり得ない。

 だが今日聞いた話だと、情報にある穢空のタイラントの特徴しかわからなかったという。



「明日、別の検査結果も出るって話だしさ。それを待ってからでも結論は遅くないんじゃない?」


「……レンの言う通りなのだが、わざわざ同行してもらったというのに、何もわからないのは申し訳ない」


「別にいいよ。俺も色々と話を聞けてるし」



 嘘ではなくていい機会だった。

 ラディウスが得られるかもしれない情報を、レンも最速で知れるのなら価値のある機会に違いない。

 だが毎回、思うように情報を得られるはずがないというだけなのだ。



「――――何なら、いまからガルガジアへ向かっても構わんぞ」



 明日も情報を得られる可能性が限りなく低いとわかっていたから、ラディウスは申し訳なさそうに提案した。

 だが、レンが「いいよ」とその提案を固辞する。



「行くにしても、こっちの用事が終わってからにするよ」


「構わんのか?」


「うん。ラディウスとの約束を優先しないと、俺がレザード様に叱られるし――――ってのは冗談として、乗り掛かった船なんだから、予定通り付き合うよ」


「感謝する。では明日はガルガジアへ向かおう。パーティには間に合うはずだ」


「へ? ラディウスも来るの?」


「パーティには参加しないぞ。子爵になって間もないレザードと話をして、ついでにユリシスの顔を見るだけだ」


「あ、ユリシス様はついでなんだ」



 顔を見合わせて笑った二人。

 彼らの隣に広がる窓の外は、既に真っ暗だった。

 ラディウスがその真っ暗な外を眺めながら唇を動かす。



「もう少し話に付き合ってもらってくれるか?」


「まだ眠くないし、全然かまわないよ」



 すると、レンが見る端正な横顔のラディウスが、



「帝都で教えた面白い話のつづきだ。さっき、私が調べていたことの報告が届いてな」


「調べてたこと……ああ、妙な金の流れの話だっけ」


「そのことだ。私はかの商会が何故、分不相応な金を支払ったのか気になっていたろう。それについて、私の部下が面白い発見をした」


「早速動きがあったんだ」


「幸いにもな。研究所で芳しい結果を得られなかったことだし……せっかくだ。こちらの話で茶を濁しても構わんか?」


「いいよ。どっちも聞いてて興味深いし」



 レンの快諾にラディウスが気をよくした。

 彼は「では」と前置いて、得られて間もない情報を、傍に座ったレンに語り聞かせる。

 レンはその話を聞きながら、不意に喉が渇いたことでテーブルに置いていたグラスを手に取って喉を潤した。





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