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※すみません。
昨日はサボりました。
ではなく、体調不良で書く気が起きなかった、です。
今日はいつも通り更新しますので、これからもよろしくお願いします。
と、いう訳で僕たちは件の遺跡へと向かっている。
え、どんな訳か?
聞かないでもわかるでしょ?
わからない?
……。
すみません。
説明、サボりました。
えっと、パドゥムの街に到着した翌日、--カフェでフラウが天にも昇る様なこの世に無いであろう笑顔を見せた翌日だけど--、冒険者ギルドとか、案内所とか、あと、役所とかで坑道のある東側について聞き込みを行った。
遺跡があるのは街で生活している人だったら誰でも知っていたようで、何処でも情報を仕入れる事が出来た。それに関しては問題ない。
遺跡って言っても、遺跡があったであろう、って事が知れただけで、どれだけの規模で何を行っていた、ってのは知らないみたい。多少、魔物が巣くっているかもしれない、そう言う情報を貰っただけ。
まぁ、遺跡についてはクリガーマン教授から詳細は聞いているから問題は無い。
それよりも、現地の人からどんな魔物が闊歩しているかを聞けたことの方が重要だ。
だって、遺跡に行きました。
知らない魔物が巣くってました。
それが
食われて死にました!
じゃぁ、洒落にならないからね。
って、食われて死んだ時点で洒落じゃなく地獄へ一直線だけど。
もっと西の山に
仕入れた情報で気になるのはゴブリンが結構な頻度で見かけるって事かな?ゴブリンが手に負えない程の集団になったら軍隊を出さざるを得ないからね。
あと、
ただ、岩を排泄するかと言えばそうでもなく、体の表面に生やすんだから魔物の生体ってのは不思議がいっぱいだよ。恐らくだけど、それが
主食は……と言うか、アイツらは雑食なので肉でも野菜でも何でも食う。
だから厄介なんだよなぁ。
と、冒険者ギルドの資料で見た。
鑑定ではばっちり、それが反映されるでしょう。
と言う訳で(本日二回目)、僕たちは件の遺跡へと向かって山の中を歩いている。
途中までは坑道群へ向かう山道をえっこらえっこらと進んでいたけど、目的の場所はそこから少しそれた場所。しっかりとした道はすでに見えず、目を凝らしてやっと獣道が見える程度。
まぁ、獣道程度でもある事に感謝しなきゃいけない。
ただね、この山、殆ど木が生えていないんだよ。
生えていないってのは語弊があるな。
背丈を越える木が生えていない、そう表現した方がいいかもしれない。
これはパドゥムの街の産業に起因するんだ。
人口の半分程度が鍛冶などのモノづくりをしていると紹介した。
では鍛冶に必要な物と言ったら何だろう、と考えれば答えは直ぐに出るだろう。
鉄鉱石などの鉱石はすぐ傍で採掘できる。
水晶だって同じだ。
水は山からしみ出てくるから問題ないらしい。
では残ったものは?
そう、鉄を打つには火が必要だ。
燃える石がそこら中から採掘できれば良いけど、そんなものは直ぐに出てこない。
では燃やすにはどうするか?
答えは木を燃やすしかない。
その木は何処から持って来るか?
街の周りから集めてくるしかない。
西側の果樹園の木を切り倒すことは出来ない。果物だって重要な外貨獲得手段だからね。
となると、坑道のある東側が最適だと考える。
ね、わかったでしょ。
木々を切り倒し、はげ山にしてしまったから、植林したんだけどまだ木々が育ち切っていない。って事だ。
そんな理由で、背の低い木々の間に生えている草に残された獣道を辿っている、それが今の僕たちなのだ。
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