以下にパクった作品と個人的な感想をちょろっと書いています。可能な限りネタバレ、今更ではありますがネタバレはないようにしていますが、もしかしたら気づく人は気づくかもしれませんので、気になる方は読むとき題名と作者さんだけでお願いします。

１　medium　相沢沙呼

おそらくミステリ好きは読んでいる、2019年最高峰のミステリーと言っても過言ではない作品。私を含め誰もが絶賛。読み終えてから『確かに！』を連発した記憶あり。ある意味ミステリの常識を覆したと思っている。すでにキャッチコピーからパクっているし、中身でもちょっと触れています。

２　金田一少年の事件簿　天樹征丸、金成陽三郎、さとうふみや

ミステリーは漫画から入った私ですが、金田一少年は殺され方でビビっていました。ジェイソンはあかん。マジ怖かった。最初に使おうとした鍵のすり替えトリックは多分ここで知りました。他の作品でも多用されるほどのトリックだから、最近ではみんな密室の時、鍵取り換えた奴が怪しいのでは、と疑ってかかっている気がする。だがそこを乗り越えるもう一工夫があれば、このトリックはずっと使える気がする。

３　鍵のかかった部屋　貴志祐介

ドラマ化もされた人気作品。短編なので読みやすい。好き。

この中で佇む男という話の中に出てくるトリックに触れています。この作品もこの話も好きなのですが、他の密室トリックも面白い。全部パクりたい。それくらい好き。

４　三億円事件

色んな作品のモチーフにもなった有名な事件。今回の場合金田一少年の蝋人形城殺人事件のテイストです。証拠を残すことが証拠を消すことにつながるとは考えたこともなかった。今現在、確かに物証や痕跡を完全に消すのは困難なので、これをどうクリアするかがネックになってくると思うのです。ただ、科学技術というか捜査技術だってガンガン進化しているので、今では全部掬い取られてしまうのではないか、とも思います。そして、それらを欺くトリックが生まれる。イタチごっこですね。ミステリの中だけなら大歓迎です。

５　世界で一つだけの殺し方　深水黎一郎

深水黎一郎さんの作品だけでなく、他のミステリ作家さんの話にもあるのですが、前半に日常パートともいえる情報を盛り込んでいらっしゃるのですが、ところがどっこいです。後々それが絡んでくる。そう、読者に事前に教えてくれているのです。フェアですね。こういうフェアさを見習わないとと思っています。

６　名探偵コナン　青山剛昌

祝100巻（2021年10月30日時点）大人も子供もみんな知ってるすごい少年探偵です。

第一話のメインイベントですね。ここから全てが始まると思うと、そんなところをパクっていいのか、と思わなくもないですが、すでに多くの罪（パクリ）を犯した身。引き返せはしません。金田一少年も名探偵コナンも殺され方が少年誌にチャレンジするレベルのエグさな気がするのは気のせいだろうか。自分最初の頃の図書館と少年探偵団の話本当にぞっとしたのですが。でも、それくらい読者をビビらせるほど面白いってことだと思います。

７　ビバリーヒルズコップ　エディー・マーフィー

マシンガントークの面白い男が喋る刑事になったやつ。エディー・マーフィーといえばビバリーヒルズコップというイメージがあるけど、自分ドリトル先生とか48時間とかも好き。これくらいとっさに話の上手い切り返しとかできたら人生面白いだろうな、と思う。

８　緊急取調室　天海祐希

取調室を舞台にしたドラマ。白状すれば、天海祐希さん、小日向文世さん、でんでんさん、大杉漣さん、田中哲司さん、鈴木光司さん、速水もこみちさん、出てる人全員ファンなんですよ。見ないわけにはいかないじゃないですか。見たら見たで面白いし。面白くなってきたじゃない、のところとかでこっちも面白くなってきたじゃないというエンジンがかかってきます。

９　ライ・トゥ・ミー　ティム・ロス　/　サイレント・ヴォイス　栗山千明

両方、行動分析学の科学者が犯人が反射的、無意識に発する微表情や仕草、動作から犯人の嘘を暴くドラマ。最近の技術とか半端ないし、もう嘘がつけないんではないかと思わせてくれる。マジすごい。でも同時に、ＰＳＹＣＨＯ‐ＰＡＳＳのようなこともあり得るかもしれない。騙すのは相手ではなく、自分という事に向けられるのだろうか。

10　マッドマックス　怒りのデスロード　トム・ハーディ

映画は二時間ぶっ続けのカーアクションでずっと心臓バクバクアドレナリン全開です。片道二十分なんざ生ぬるいぜ！　V8を讃えよ！

11　オリエント急行殺人事件　アガサ・クリスティ

シャーロックホームズ同様、世界中でいつまでも愛される名探偵の一人。灰色の脳細胞が煌めけばたちまち謎が解ける。古典という言葉はふさわしくない。面白い作品はいつまでも新鮮で面白いのさ。

12　相棒　水谷豊

細かいところが気になる悪い癖を持つ、最後に一つだけが妙に多い特命係の名刑事。代々の相棒も好きだけど今の相棒反町隆史さんとのやり取りも好き。真似するくらい好き。毎週見ている。ただ、時々行動がホラーじゃねえかと思うのは私だけか？

13　扉は閉ざされたまま　石持浅海

作中でも書きましたが探偵役の碓氷優佳がモチーフになっています。この作品も限定された舞台での話で、しかも最初から犯人が分かっています。いつかこんなロジカルなやつを書きたいな、と憧れ、目標にしていたのに、どうしてこうなったのかは不明です。だって、私のこの作品、ある意味扉は閉ざされたままを自分なりにアレンジしたつもりなんだぜ？　まあ、それくらい好きな作品ってことで、一つよろしく。

14　お気に召すまま　ウィリアム・シェイクスピア

正直に言えばちゃんと舞台とか見たことないのです。ドラマの作品中に出てくる舞台とか、本当にちょっとずつちょっとずつを聞きかじった程度で、一度本物を見たり読んだりするべきだと思うんだけど、忙しさを理由に手を付けられておりません。今後の反省点です。もしかしたらそんな程度でシェイクスピア語ってんじゃねえぞと思われるやもしれません。反省してます。申し訳ないです。でも、そんな私ですら耳に聞き覚えがあるのだから、この音のリズムとか、言葉の順番とか、やっぱり面白い作品って名言が多いんでしょうね。

15　聖書　（ヨハネによる福音書）

今のようなSNS時代に特に必要な言葉ではないか、と思います。匿名ということがより言葉というか責任というか、そういうものを軽くしている気がしないでもないので、私を含め、みんな一回、誰かを糾弾する前に一回この言葉を頭と胸に染み込ませて、落ち着こう。罪を犯したことのない物だけが石を投げて良いってのは、犯してなければ石を投げろってことじゃなくて、まあ正直うまく言えないのですけど、とにかく。何となくみんなイライラして気が立ってるように思いますし、攻撃的になってるように思います。なので、落ち着いて、穏やかに、皆暮らせればいいな、と思う今日この頃です。ラブアンドピースですね。やっぱ。

16　踊る大捜査線　織田裕二

私の年代の人間は皆ハマったんじゃないかなというくらいの人気ドラマ。映画もシーズン4まででた。私は３の奴らを解放せよが好き。いや、他のも好きなんだけどね。キョンキョンがマジで怖い。私も真似してモスグリーンのコートを買った記憶があります。十年くらい着続けて、破れて泣く泣く処分したなぁ。

17　祈りの幕が下りる時　東野圭吾

加賀恭一郎シリーズの最後の作品、になるのかな？　このシリーズは新参者がドラマ化されてさらに人気が高まったけど、結構初期からあったんではなかったっけ？　たしか卒業って作品だった気がする。私はどちらかが彼女を殺したから入った口です。謎は自分で解かなあかんのかともう一度読み返した記憶があります。

18　そして名探偵は生まれた　歌野晶午

ええと、これに関しては謝罪します。最近買って、まだ読めていません。トラの威を借るではないですが名前を借りてしまいました。だって滅茶苦茶かっこよくないですかこの題名。見たら買うやろ。なので私がまだ読めていないのでネタバレ厳禁でお願いします。どの口が言う、と思われるかもしれませんが、私、ネタバレはするのは好きでもされるのは嫌いだからです。これから読むんだよ！

19　ノッキンオン・ロックドドア　青崎有吾

こちらの作品も密室を舞台にした作品です。二人の不可能と不可解をそれぞれ専門にする探偵が自分が専門だと思う謎とトリックを解きます。読む前まではそれ一緒じゃない？と思ってたのですが、一緒じゃないんです。似ているようで違う、一字違いで大違いです。お試しあれ。

20　天元突破グレンラガン

熱いアニメ。天元突破グレンラガンを一言で表すならそれでいい。それで充分。後は見てほしい。主題歌は滅茶苦茶いい歌だけど、私は第二部のエンディング曲みんなのピースが好き。天元突破グレンラガンを知ったのは社会人になってからなのですが、なかなかのブラックに就職しまして、身も心もへとへとになっていた時でした。そしてこの歌を聞いて元気出してました。そして仕事を辞めました。

…ええと、正直、まだあるんですが、ちょっと長くなりそうなので一旦ここで区切らせてください。第二の解答はまた次回掲載します。

いや、どんだけパクってんだよ。逆にすげえな。改めて数えたらなかなかの数やん。びびるでしかし……。