終焉の姫と聖女の姫

作者 にんじん太郎

二人の姫が世界を変える、本格ダークファンタジー

  • ★★★ Excellent!!!

デンメルンク王国に生まれた双子の姉妹。
姉の『聖女』アルカナと妹の『終焉妃』ディスピア。
世界を終わらせる力を持つ終焉妃を恐れた王は、ディスピアを殺す決断をする。

これは生まれながらに引き裂かれた双子の姉妹の成長の物語でもあり、王位継承を巡る王子たちの戦いの物語でもあります。複雑に絡み合った二つの流れが一つに合わさったとき、どうなってしまうのか想像もつきません。

にんじん太郎さんの前作である「魔王の子供に転生した女子高生、悪魔が怖くて魔界から追放される。しかし天使様に助けられて、人間界で無双する」(現在休止中、四月再開予定)のようなほんわかしたファンタジーとは全く違う、全編を通して重い空気(褒め言葉です!)の漂うダークファンタジーです。

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