第8話 オリエンタルシンデレラ
はるか昔
中国の北京に灰姑娘と言われる娘が居ました
とても働き者で優しい心清き素敵な灰姑娘
ある日 中国の王宮で開かれる舞踏会に参加したかったが
普段からいじめられている継母や姉達に
ダメと言われ落ち込んでいました
そんな時噂話で東方の端の国「ジパング」に
魔法使いが居る事を知った灰姑娘は
あらゆる手を尽くして会いに行った
魔法使い
「では魔法で素敵な着物と
苺の馬車と蟻の従者を
あなたの国のとある場所に置いてあげます」
灰姑娘
中国に戻った娘は早速とある場所に行き
着物を身に着け
苺の馬車に乗り蟻の従者と共に王宮へ
ただ魔法使いから言われた事は
夜中の0時に魔法が解けるので気を付ける様にと
王宮に着いた娘は
王子に挨拶して一緒に踊る事に
灰姑娘(心の声)
(今は10時55分 まだ大丈夫)
しかし11時になった時に
灰姑娘にかかっていた魔法が解けてしまった
苺の馬車はありのままの姿に
蟻の従者もありのままの姿に
灰姑娘の着物もありのままの見ずぼらしい姿に
灰姑娘
「しまった!ここは北京
ジパングとは1時間時差があるわ
ジパングで魔法をかけて貰ったから・・・」
灰姑娘は王子様に事情を話した
王子(ワンズ)
「・・・そうですか・・・」
「でもあなたのありのままの姿も素敵ですよ」
「もしよろしければ」
王子は舞踏会に居た他の女性の
素敵なドレス
素敵な宝飾品
素敵な化粧
そして
素敵な香水
王子はありのままの姿の灰姑娘に恋をしたのだ
そして灰姑娘(シンデレラ)は王子と結ばれ
幸せに暮らしたとさ
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