至高にして正統なるサイキックバトル! 面白さの過剰摂取で破裂してくれ!

提示される情報量は多いですが、逐一丁寧に説明してくださるので、重さや煩わしさ、分かりづらさなどはゼロです。それよりも圧倒的な面白さが勝ります。どなたもぜひ御一読ください。

第零話からすでに心理戦は始まっています! 可愛い女子高生同士の楽しい会話や、大人の女性の綺麗な描写を楽しみながらも、能力の発動条件を解明しつつ、姉妹の絆に尊みを感じ、いきなり事件の謎を追う羽目に…からの、イタズラスケベ猫発動!
…私が何を言っているか分からないと思うので、とにかく詳細は本編をご参照ください! なんかもう面白さを脳に直接ブチ込まれてる気分です。

主人公の瑞希さんは、物語開始時点では、膨大なサイクスを持ちながらも固有の能力がまだ発現していないのですが、基礎的な感知能力に長け、超能力への思考・考察能力、さらには周囲とのコミュニケーション能力も高いものを持っておられます。
これで高校生というのだから確かに末恐ろしく、それ以前にまず人間としてとても魅力的な方なんですよね。そしてついに発現する能力も、非常に彼女らしさがあり、強力な反面かなり扱いが難しい代物で…。刮目してお臨みください!

またこのご作品の特徴の一つとして、ガチバトルの他に、超能力を使ったスポーツによる対決が詳細に描写されていることが挙げられます。
おそらくこれで安全にサイクスの応用技術を高めた結果、ガチバトルの方の精度がさらに上がるという寸法…。ドッチボールはともかくバスケのルールは知らないよ〜っていう私みたいな人でも楽しめるので、クラスマッチ編もぜひお見逃しなく!

クールでスタイリッシュなサイキックのフルコース、ド派手な能力バトルの満漢全席、緻密な心理戦の特盛御膳に、卓越した人物描写や世界設定・人間ドラマのアラカルト…それら全てを同時に味わえるような贅沢なご作品です。オススメいたします!

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