第72話弱いものいじめ…大ィィィィィィィィ好きッ♡オレってえらいネェ~
「おい。おめえら。『バスケ』やろうぜ」
「え?」
「『え』って言うなあああああああああああああああああ!られっちゃらられちゃられほーるどにーすめるちいいいいいいいいいいいいい!」
「ぐはっ!べ、ベホマゾソ…」
学習しませんね。岩瀬さんは。
「松戸のかとう君。『サラダ油風呂』は片づけといて。うほっ。次は『リバウンド』だ!私が問題を読み上げてから『シュート』する。その『リバウンド』を取ったものに解答権が発生する。いくぞ!」
「はい」
「おらあ!元気がねえぞ!コンチクショウ!このやろてめえら!元気出せ!この野郎!」
「はい!!」
「いくぞ問題。『亀有公園前派出所勤務の寺井さん。マイホームを持ちました。さてその寺井さんの通勤時間は片道どれくらい?』。スリーポイントシューーーーーーート!」
ドン。
あ、外しました。さあ、リバウンドです!七名の転生者たちが一斉にジャンプです!
『テダマニ・トール!』
「おい!みんなで協力してサキュバス岸野さんにとらせろ!邪魔するな!」
「そうだ!サキュバス岸野さん。どうぞ」
そして普通にボールをキャッチするサキュバス岸野さん。
「三時間」
ピンポーン!
「正解!片道三時間で往復六時間だ。寮に住めばいいのにねえ。ちなみに無遅刻無欠勤だからね。えらいねえ。えらいネェ~。フフフフフフ、そろそろいいかな?弱いものいじめ…大ィィィィィィィィ好きッ♡オレってえらいネェ~」
とめさ、否、ましりとさんの豹変ぶりに皆さんポカーンとしてます。結局『リバウンドクイズ』でサキュバス岸野さんが2ポイント取りました。
「おい。おめえら。『プロレス』やろうぜ。『プロレス』」
「はい!」
学習しましたね。
「じゃあ私が問題を読み上げる。正解が分かったものはこの『新幹線』を思い切り『押せ』。そうだな。名古屋まで届いたら解答権をゲットだ。いいか。元気あるか!」
「はい!」
「いくぞ問題。『じとうくんのドリブルは強引。じゃあ『かるつ』のドリブルはなに?』
渡辺さんや横田さんが分かったみたいで『新幹線』を押しますがびくともしません。当然ですね。ジェロニモの気持ちが分かりますね。
『ハン・ピレイ!』
日体大さんが『押し』ます。あんなに重そうな『新幹線』が『すーーーーーっ』と走っていきます。
「名古屋通過しましたー!」
「よし!日体大!答えは?」
「ハリネズミ」
ピンポーン!
「いやあ、やるなあ!元気はあるか?」
「あります!」
「さすが日体大!おめえらも日体大を見習え!この野郎!」
第十チェックポイント『だまさみ・くるま』の仕組みがよく分かりました。これはもう暴走ですね。続きます。
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