　ジェネリックうなぎ。

　一般人が買うにはちょっと高価な「ウナギのかば焼き」の代替品としてここ数年見かけるようになった存在。類似品に「イワシのかば焼き」もある。前々から気にはなっていたが、購入に至ったのは今回が初めてだ。

　今日はどっちも売り場にあったのだが、半額シールの誘惑に負けてサンマのほうを購入。さっそく家に帰って温めなおし、かば焼きルールにのっとって山椒をまぶしていただく。

　うーん。

　敗因は、テリテリのかば焼き風甘辛たれでも青魚独特の風味を隠しきれていないところにあると思った。もちろんそもそも全然違う生き物なので過度な期待はしていなかったが、やっぱり多少の残念感はぬぐえない。いっそ山椒をかけないで食べたほうが、代替品感が薄れておいしかったかもしれぬ。たぶんイワシのかば焼きもこんな感じだろう、と想像がつく。

　ウナギのかば焼きに手が届かないが夢も捨てられない庶民はこういう代替品には手を出さないほうがいいかもしれない。自分みたいにがっかりするから。