171皿目 ハヤシライス
以前これを「カレーの劣化版」と呼ぶ人に出会ったことがある。失礼な奴だ。
やっぱり牛肉で作るのが至上。めったに作らないので、せっかくだしルーもちょっといいやつを選ぶ。スーパーで一番安いのではない、程度だが。野菜は潔く玉ねぎのみとする。その代わりたっぷり入れたいし、しっかり炒めて旨味を出したい。
自分はカレーとハヤシライスはあんまり煮込まない派。どうせ具材は玉ねぎと肉だけだし、玉ねぎしっかり炒めて肉にも火が通っていればそれでいいでしょ? という気持ちで、入れた水が沸いてきたら20分煮込んで、なんてしないですぐルーを入れちゃう。芋とかにんじん入れるならよく煮たほうがいいのだろうが、この具材では現状問題が起きたことはないので今後もそうやって時短するつもりである。
カレーとはまた違う濃厚な乳製品っぽいコク、どこまでもまろやかな味わい、そして引き立つ油っ気。ご飯にかけてもいいし、自分はそのままつまみにもできる。ビーフシチューみたいな感覚と言ったらわかりやすいか。
ところでハッシュドビーフとは何が違うのであろう。何かのメニューで「ハヤシライス(ハッシュドビーフ)」という記載を発見し、謎は深まるばかりである。
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