47皿目 開拓飯

 本当はちゃんとした料理名がありそうだが、勝手にこう呼んでいる。


 名前の由来は「南米の開拓民が食べてそうな飯」を略して開拓飯。原型はこじゃれたスープの本に載っていたメニューなのに、ひどいいいようである。

 玉ねぎをみじん切りにして鍋で炒め、火が通ってきたらひき肉を入れてさらに炒める。ひき肉にも火が通ったら大豆(缶でもパウチでも可。ドライパック、と書いているのがいい)とトマト缶(ホールではなくカットトマト缶が楽でよい)を入れ、コンソメや鶏ガラなどお好みのスープの素を入れてよく混ぜる。ここでめんつゆなんかちょっと足してもおいしい。煮立ったらガラムマサラを好きなだけ入れて完成。この「トマト」「大豆」「辛み」という成分がなんとなく南米っぽいのだと思う。ちなみに、実際の開拓民が何を食べていたかとかはまったく調べておらず先入観100%だ。

 極限まで労力を省こうと思ったら、大豆、トマト缶、調味料をレンジ対応のどんぶりに入れて温めるだけでもなかなかおいしい。1人前は大豆缶、トマト缶ともに半缶くらいで作っている。大豆缶は1缶100~120グラムくらいのものを想定しているので目安に。無気力な時によく食べていた。トマトで野菜、大豆でたんぱく質がとれるから大丈夫、と自分にいい聞かせていたが果たして本当に大丈夫なのか。わからない。

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