28皿目 銀がれいのみりん漬け

 ふくらぎと一緒に買ったお魚シリーズ。

 今回で終わる予定なのでお付き合い願いたい。


 鮮魚売り場で異彩を放つ真っ赤な切り身。

 鮭のような自然な赤みではなく「なんか塗ったろ」というあの色。

 みりん漬けとはなぜああも赤いのであろう。まあそれは今回関係ないので、調べたりはしない。


 子供のころは実家の食卓によく並んでいたような気もするのだが、大人になると値札を見て「意外と高いなこいつ……」と、全然買ったことがなかった。だがあの味を思い出すと食べたくなる。でもお値段。というところで、めちゃくちゃ安く切り身を手に入れることができた。うれしい。

 こいつはもう味がついているうえ、その味を楽しみたいので調味料に漬けて延命などは不可能。ちゃっちゃと食うぞ。


 調理方法は焼くだけ。まずはそのまま、1口目。

 箸で柔らかくほぐれ、口に入れると蕩ける食感。とにかく身が柔らかく、焼いた魚とは思えないほどの汁気がある。そう、これ。これが食べたかったんだよ。次はお醤油をちょっと垂らす。うん。これもいい。甲乙つけがたい味わいだ。そうこうしているうちに、あっという間に皿が空っぽになってしまった。全然食べたりないので次はもっとたくさん(ry。

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