第6話
「小説家になること」
辛い時代を乗り越えたからこそ本を書いて希望を届けたい。私の本を読んだ誰かが、どこかで笑っていてほしい。そして、私の言葉で明日が明るいと、楽しく生きていてほしい。
今、私の心の花には様々な色が咲いている。お花の中に色が咲いているのだ。外の世界で沢山の人達に囲まれて、私はこれからも彩られていく。辛かった引きこもり生活を抜け出して、もう七年近くが経った。
今の生活は当たり前では無く、〝特別〟だ。皆が思っている〝普通〟は普通に見えて普通ではないのだ。ご飯が美味しく食べられて、太陽の光を浴びることができ、誰かと話せる明日がある。それだけで生きていて良かったと思えるのだ。
会社で怒られようが、失業しようが、もう笑っていられる。何があろうと世界が美しく輝いて見えるのだ。
私の道には、選べぬほど夢が咲いていたのだ。見えなかっただけで咲いていた。
人生を諦めて自殺だなんて、どうしてそんなこと考えたのだろうか。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます