第141話ノア(R15)
【注意⚠】
残酷な描写があります。
苦手な方は飛ばしてください。
ノアは町に入って大好きなミラの気配を感じて嬉しくなる!
ミラに会える!
そう思って急いでミラの元に飛んで行った!
しかし様子がおかしい…先程からミラの気配が薄くなった…ノアは嫌な予感にその翼を限界まで動かした。
窓ガラスを割って侵入すると羽根をガラスで傷つけた、しかし構わないそのまま飛んでいくとミラの気配が一番感じる部屋の前にきた!
だが入れない…そこには分厚い扉が行く手を阻んだ。
ノアは扉に体当たりした!
全身を強く打ち付けて痛みが走る…だがやめない…今やめたら大変な事になる気がした。
何度が扉に突進するとジョンが追いつきその扉を蹴り飛ばし開けてくれた…そのままノアはミラの元に行く!
ミラだ…
ミラ!
鳴いてミラの周りを飛び回るがミラは答えない…目を瞑り見たかった瞳が開かない…
するとケイジが来てミラの状態を確認する。
どうやら生きていると安堵するがその姿を見て直ぐに怒りが湧いてきたようだ…それはノアもだった…
大好きなミラの顔は赤く腫れその瞳を見ることも出来ない…今ジョンが痛め付けた男のせいだとわかった…
ジョン達はミラを抱き上げるとこの場を離れようとするがあの男が邪魔をする…
その時ノアは怒りに姿を蜂へと変えた。
大きな大きな毒針のある蜂だ…
ジョン達に手を潰された男は痛みのあまり蹲る…ノアはその男の股間に猛毒の針を刺した。
男は手の痛みでノアの攻撃には気が付かなかったようだ…
ノアは姿を戻すとジョンに抱かれたミラの胸元に飛んでいくとその身をミラに押し付けた…
ジェイコブの叫び声の異常に気がついた使用人や従者達が駆けつけた…そしてこの屋敷の主の姿を見て絶句する…
主は両手がボロボロになり腕から取れそうになっていてその顔は痛みから歪んでいる…そして何かの臭いに顔を歪めた…
見ると主のいる場所が水浸しになっている…その色と臭いにそれが尿である事に気がついた…
「ジ、ジェイコブ様…」
誰も近づけないでいると…
「こ、股間が熱い…痛い…た、助けてくれ…」
手の痛みより今は股間の痛みの方が強くなっていた…
従者達はジェイコブ様をどうにかベッドまで引きずるとその服を脱がせて確認する…
すると股間はどす黒い紫色になり腐りかけている…そしてそれは全身に回ろうとしていた…
「ジェイコブ様…このままでは死んでしまいます!」
一刻も早く腐っていく部分を止めないと…
「ここを切り落とすしかありません」
従者がジェイコブ様に恐る恐るそういうと…
「ふざけるな!どうにかしろ!早く医者を呼べ!!」
使用人が慌てて屋敷に常時している医師を呼ぶ…しかし答えは同じようだ。
「これは毒による症状です。今すぐ切り落とさなければ命を落とす事になります」
「ふざけるな!何のために金を払ってお前を雇ってる!どうにかしろ!」
「これは無理です…ジェイコブ様、命をとる選択を…」
医師がそういうと…
「くそ!くそ!クソ!クソーー!」
ジェイコブが暴れだした!
医師は従者達にジェイコブを押さえつけさせると猿ぐつわをはめさせる。
そしてジェイコブを見ると…
「こうするしかないのです…すみません!」
そう言ってジェイコブの股間を切り落とした。
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