クソゲー・不思議な・探険隊
「後悔なんてするかよ」
「ふんっ。遅いな」
ペガサスは永遠さんが狙いすました腕と反対の腕を大きく横に薙いだ。その動きだけで風が巻き起こる。現実ではありえないほど不思議な光景だ。永遠さんは体を縮こませてそれを必死にかわす。
「そんなに動き素早いのかよ。クソゲーかよ」
そう文句をいいつつも永遠さんはペガサスの薙いだ腕に切り狙いを変えて斬りかかる。
ペガサスはそれを察知するものの完全に避けることはできなくてきぐるみの毛をいくつか切り裂いた。
「あぶないっ!」
「永遠さんっ!」
夏希さんが慌てて壁にものすごい勢いでぶつかった永遠さんへ近づく。すぐに手当を始める。その素早い動きは熟練の探険隊のようなものを感じる。
ペガサスがその間に近づいてくるのを氷姫は懸命に氷を足元に作って動きを阻害しようとするけれどその巨体を止めるのは容易ではない。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます