天下り・以上、恋人未満・ペガサス
「いつまでもぞろぞろと出てきてきりがないよ。いったいいくついるのこのきぐるみ集団」
そんな精神攻撃もしてくるなんて見た目以上にいやらしい戦いかたもしてくる。
「くっそ。天下りしただけのきぐるみ風情がなんでこんなに強いんだよ」
テーマパークの従業員をへてここの警備をする立場になることを天下りというかどうかはわからないが、高いところから低いところに降りてきているのは間違いない。
「物語の中でも信頼がおけるものたちがここできぐるみを着てるんだ。それはそうだよ」
お相撲さんや四天王も長年ここにいたらここできぐるみを着ることになったのかもしれない。そうしている間にもペガサスのきぐるみがひときわ大きく、ほかのきぐるみを押しのけながら近づいてきた。
「なんだよ。こいつそこのライオンより強そうじゃないか」
永遠さんが文句を言いながらもペガサスさんの目の前に立つ。その身長差は倍以上ある。中身は屈強なプロレスラーかなにかか。
「こんなところまで来て、逆らうことに後悔するんだな」
低い声がペガサスさんの中から聞こえてくる。その声にどうしても
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