第7話 手土産
殺し屋のアイリーンは裏社会の人間から仕事の依頼を受ける時、必ず同業者の副権造を側に控えさせて値段交渉をする。副の悪鬼のような外見が依頼人をつけ上がらせないようにするのに丁度良いからだ。
ある日、アイリーンは馴染みのヤクザから受けた仕事の成果を報告するのに、標的の屍からもぎ取った耳を副に持参させた。本人の物とわかるようにピアスをつけたままにして。
そうして待ち合わせ場所で件のヤクザと対面した時、副が取り出した袋にアイリーンは吹き出しそうになった。
(ニ○アンドの袋使うなや!)
ツッコみたくて仕方ないアイリーンだったが、プロ根性で堪えたのだった。
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