昨日拾ったペガサスの羽は綺麗に櫛を通されて、窓際に飾られている。

日を受けて、ペガサスの羽は白く輝き、小屋の中を七色に照らしている。

もぞもぞと生き物は寝床の上で身を捩じる。

長い耳を短い手で梳かした後、ぴーんと体を伸ばす。

今日はずいぶんと眠い。

半身を起こし頭をゆすってみるが、視線が定まらない。

こんな日は寝るに限る。

生き物は再び寝床の上に寝転がり体を小さく丸めた。

ここは安全だ。何にも侵されることがない。

生き物は満足できるまで惰眠をむさぼることにした。

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