第43話 10年ぶりの国道

高校卒業してすぐに免許をとった。

1年ほどたまに運転していた私。


しかし、大学、仕事と都内だったため電車通学、電車通勤。

車を運転する機会がなくなり、ペーパードライバーへ。


ペーパーゴールド免許である。


今年の免許書き換えは自転車で会場に向かい、「安全運転でお帰り下さい。」と係りの方に見送られ、安全運転で自転車に乗り帰宅した。


ペーパーが10年近く続いたので運転が怖くなった。


しかも北海道に引っ越してから車が必要な田舎だが、北海道の道は広すぎて(4車線とか、線が引かれてない2車線とか)雪道もあり、運転できる自信はなく・・・。



私は自転車と歩くのがもっぱら好きだ。

自転車で風を感じながら走り、ゆっくり考え事しながら散歩したりするのが好きだ。



最近、運転の必要性をヒシヒシと感じ始め、車で移動出来たら自分一人での行動範囲が広がるという思いが強くなった。


今までは電車に乗れば、都内近辺はどこでも行けた。

でも地方となるとそうはいかない。



手に汗握り、誰もいない河川敷で練習。

肩こりまくりの運転練習。


練習初日の教官はカブトムシおじさんでありカムサハムニダ父ちゃんの父ちゃん。(エッセイ1話・16話に登場)


前進、バック、ぐるぐると右回り、左回りを練習してから田んぼデビュー。

田んぼ道をぐるぐる走り、近くのスーパーまで。


「国道を走ってるよー。」

教官感動。



初心者マークをもう一度つけて、もう一度初心者の気持ちで練習開始。

まだまだ慣れるまではいかないが。



めげずに頑張ってみようと思う。

ゆっくりゆっくり。



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