第41話 遠距離国際恋愛
私は遠距離恋愛のプロだ。
と友達に言っていたころがある。笑
本当かどうかは別として・・・
約7年の遠距離恋愛をした経験がある。
大学生の時から付き合い、当時は電車で2時間程度、中間地点の横浜でよく遊んだ。
在学中に相手が半年アメリカへ行ったり
卒業後は相手が転勤族になったため、より距離は遠くなった。
静岡に日帰りで新幹線で遊びに行ったり、宮崎まで行って冬休みを九州旅行したこともある。
あちこち行くのが好きな私は、それほど遠距離恋愛が辛いというわけでもなかった。
自分の仕事に忙しくのめりこんでいたため、休暇のたびに出かけては、遠距離恋愛を楽しんでいた。
とどめはその後、2年間のアメリカと日本の国際遠距離恋愛だ。
今の時代、インターネットがあるので連絡にはそんな困ることはない。
時差はあるが、いつでもメールができるし、テレビ電話だってネットをつなげば料金を気にすることなくできる。
すごい時代だ。
さすがに飛行機代が高いので、一度だけ会いに行った。
初めてのひとり海外。
5日ほどアメリカ旅行をふたりで楽しんだ。
その2年間は、1年に1度だけ会ったので友達には
「織姫と彦星か!」とつっこまれた。
アメリカから帰国後1年ほど、国内で遠距離恋愛をしてゴールへと至った。
そこまでかいつまんで話すと、またまた友達には
「ドラマか!」とつっこまれる。
そんなドラマチックなように聞こえる遠距離恋愛だが、そんなにドラマチックではない。
ただ、お互いがこの距離感と仕事への熱量が一致して心地よかったから破局せずに続いただけの話だ。
しかし、遠距離恋愛のおかげでいろんなところへ旅行に行けたのはとてもいい。
そして、結婚してもまた私たちは遠距離結婚のような生活をしている。
結婚して2年の間に1か月程度の海外出張が3回、国内の出張は毎月のようにあったりする時期も。
いない日が多いので私は結婚しても、ぽかーんという感じだ。笑
まぁ、人は人、私は私。
恋愛にも結婚にもいろんな形があって。
どれも正解。
それぞれの生き方とスタイルにあった生活がある。
毎日一緒にいるから仲がいいとは限らないし、離れているから心も離れるとは限らない。
きっとこの先もこんな生活スタイルになるのだろうか。
未来はわからない。
そのとき、そのとき、自分とパートナーの生活に合わせてスタイルを変えて生きていく。
ちなみに現在も2週間ぐらいいないなぁ。笑
終
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