用語解説
こんにちは、ボドゲ部
ボドゲ用語の解説を頼まれてきました。わかりやすく説明できるかはわからないんですが、よろしくお願いします。
【ボードゲーム/ボドゲ】
多分なんですが、テーブルにゲームボードを広げてその盤上で遊ぶゲーム、という意味合いだったんじゃないかな、と思ってます。ボドゲはボードゲームの略ですね。
ゲームボードの有無に限らずテーブルを囲んで遊ぶゲームと解釈されることも多いです。が、ボドゲと呼ばれる中にはテーブルを囲まずに遊ぶゲームもあったり、屋外を散歩するようなゲームもあったり、厳密な言葉の意味で定義を決めるのは難しいように思います。
そのため、非電源系ゲームなどと呼ばれることもあるんですが、こっちはこっちで電池で動くようなギミックのゲームだとか、最近はスマホアプリと連動したボドゲなんかもあって、そこでの区分も難しいなと思います。それにこの場合、ボドゲのPCゲーム移植版は入るのかどうかとか、悩ましいですよね。
デジタルゲーム、アナログゲームという呼び分けもありますが、デジタルとアナログという言葉が正確じゃないという意見もあって、それは確かにそうだなとも思います。
広い意味では、すごろくだとか、チェスや将棋や囲碁、カードゲームなどもボドゲと呼ばれたりもしますが、それはそれで意味が広すぎるなあと思うときもあります。でも一般的には、そういう名前を持ち出す方が、伝わりやすいんですよね。
俺が「ボドゲ」って言うときには、大体は「ドイツゲーム」「ユーロゲーム」「近代ボードゲーム」などと呼ばれるゲームの流れを汲んだ現代のボードゲーム辺りをイメージしてます。作家性のある新作、と言えば良いでしょうか。
ボードゲームは毎年すごい数の新作が発売されていて、踏み入ると深い沼です。楽しいですよ。
【リソース/資源】
ゲーム中、消費して何かを得るために使うもののことを指します。
わかりにくい説明だとは思いますが、ゲームによって何をリソースと呼ぶかがかなり違うので、説明が難しいんですよね。
例えば、よく使われるリソースに「お金」があります。お金を消費して、別の何かを獲得する。そういうゲームでは、どうやってお金を増やすか、何に使うかを考えて、管理していく必要があります。そのように、手元のリソースをやりくりしてうまく使う要素を「リソース管理」「リソースマネージメント」と呼びます。
お金以外だと、例えば木やレンガや石といった材料を集めて建物を建築するようなゲームであれば、その建物の材料をリソースと呼びます。
カカオをチョコに、チョコをナッツチョコやキャラメルチョコに、さらにそれらを集めてギフトボックスに──といった具合に、リソースを別なリソースに変換しながら、指定のリソースを集めるようなゲームもあります。
そういったゲームでは、最終的に何を狙っていくのかを見据えながら、どの資源をどのくらい手に入れるのか、手に入れた資源をどのくらい何に使うのか、そんなことを考えるのがゲームの醍醐味です。
【勝利点】
ボードゲームが持つ要素のうち、直接的に勝敗に影響する得点のことです。勝利点があるゲームであれば、大抵の場合には最終的に勝利点をより集めた方が勝者になります。
ゲーム中決められた行動をしたら勝利点何点、なんらかの条件を達成したら勝利点何点、特定のカードを集めると何点、最終的に残ったお金で何点、集めた資源で何点、というように複数の得点源があって、それらの合計が最終的な勝利点を決めるというものがよくあるかなと思います。
このように「複数の得点源がある」ということは、勝利までのルートが複数存在するということになります。一つの方法がうまくいかなくても、他の方法ではうまくいくかも。こっちのルートは捨てて、こっちのルートで点数を稼ごう。これとこれを組み合わせたら、勝利点が増えるかも。そうやって、他のプレイヤーの動向も見ながら、自分なりの勝利への道筋を組み立てていくことになります。
もちろん、勝利点が存在しないゲームもあります。
例えばわかりやすいのはすごろくですよね。最初にゴールした人の勝ち。ほかには、宝探しで最初に見付けた人の勝ち、とかも。より進んだ人の勝ち。たくさん集めた人の勝ち。
その辺りはゲームによりけりですね。
勝利点一点がどのくらいの価値なのか、大体何点獲得できれば勝てるのかも、ゲームによって違います。
まあでも、一点二点を細かく積み上げていくゲームが多いな、という印象はあります。そういうゲームだと、三点とか五点を一度に獲得できるって、それだけでかなり勝負を左右する点数って感じですね。
抽象的な言葉ですがゲームによって何が表現されているかは様々で、「名声」「名誉」だとか「幸福」だとか「お金」だとか、あるいは「平和さ」みたいなものや「愛」ということもあるかもしれません。
アップルパイを焼いたら勝利点は獲得できますか くれは @kurehaa
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