さて、戦後処理が始まりました。

ノブナガの命令を受けたひでよしはしぶしぶそれに従いましたが、それでもノブナガの命令通りにすべて行うほどひでよしはお人よしではありません。

まず、サンサン商事の配下に入ったもうり連合、りゅうぞうじグループ、おおともとの枠組みはそのままとしました。

これはノブナガの指示が及ばない範囲としたのです。

そして、しまづとの最後の戦いでりゅうぞうじ、おおともは大いに活躍したのでその分のお手当も用意する必要があります。

そこで、おおともにはしまづともめる前の地域をほぼ返還、りゅうぞうじについては同じようにしまづから返還しつつ、活躍したなべしま親子に手厚いお手当を用意しました。

さらにおおともの配下として大活躍したたちばな親子に対してひでよしはしまづの県東側の地域の割譲を提案しましたが、息子のむねしげは「おおとも様の権益が確保されることを望みますので辞退させていただきます！」と丁寧に断りました。

その後、ノブナガから「とよひさの様子はどうか？」と再三の圧力をかけられたため、結局とよひさの父いえひさにしまづの県の東側を譲る形になりました。

よしひさはノブナガとひでよしの関係をよく知らなかったため、今回の戦いはしまづの負けということで責任を取る覚悟でしたが、なにやらひでよしはよしひさとの関係悪化を望まない姿勢だったためおとがめは無しとなりました。

ただし、ひでよしはこの戦いの勝利を形にするためにここである条件を出しました。

それはしまづの拠点としてよしひろたちが守り抜いたソ〇モンの譲渡でした。

残念ですが、しまづにもう戦う力はなかったので泣く泣くソ〇モンはサンサン商事に明け渡すことになります。

それと、ひでよしとよしひさは誰が見てもウマが合うようには見えなかったため、しまづとサンサン商事の重役たちが空気を読み、今後はサンサン商事との交渉はよしひろが担当することになりました。

こうして、結局しまづはしまづの県とその周辺の一部を勢力図とすることで話がまとまりました。

しかし、ここでひでよしはしまづから手を引いたわけではなく、さらなる介入を企てていました。

そして、それを実行すべく弟で副社長のひでながと役員のかんべいに相談！その結果しまづとサンサン商事との間で業務提携が結ばれ、一人の人物がよしひろの所に派遣されてきました。

彼の名は「みつなり！」ひでながの派閥に属するサンサン商事の社長室長でした。

※この回は秀吉の九州征伐とその顛末をベースに話をまとめていますが、本能寺の変が発生しなかった世界線のため、いろいろ変わってきています。

次回は日ノ本全体についての説明回ですのでどうぞよろしくお願いします。

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